文春文庫
もう誘拐なんてしない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 319p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167773847
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

下関の大学生・翔太郎は、偶然からヤクザ組長の娘と狂言誘拐をするハメに。だが本当の殺人事件が起り……。恋と青春のミステリー。

内容説明

大学の夏休み、先輩の手伝いで福岡県の門司でたこ焼き屋台のバイトをしていた樽井翔太郎は、ひょんなことからセーラー服の美少女、花園絵里香をヤクザ二人組から助け出してしまう。もしかして、これは恋の始まり!?いえいえ彼女は組長の娘。関門海峡を舞台に繰り広げられる青春コメディ&本格ミステリの傑作。

著者等紹介

東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年、広島県尾道市生まれ。岡山大学法学部卒。1996年、鮎川哲也編『本格推理(8)』に「中途半端な密室」が初掲載。2002年、『密室の鍵貸します』が光文社カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「Kappa‐One」第一弾に選ばれて長篇デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

るーしあ

179
東川篤哉の作品はやはり面白い。ミステリーでありながら、全編に散りばめられたギャグの数々は終始安定した笑いを提供してくれる。寒いギャグを数で圧倒するのが東川テイスト。そして本題(かどうかわからないが)のミステリー編でも狂言誘拐から次の展開に繰り広げる手腕は見事。ひっくり返された感があり決して飽きさせない。せっかくのアリバイトリックも死体を司法解剖されたらバレバレなのでは? 等々、細かいところにツッコミを入れてはならない。これは東川ワールドを楽しむ作品なのだから。やはり東川作品、大好きだ。2016/01/27

とし

166
東川篤哉さん、初読みです。純喫茶「一服堂」の四季を読みたいな~と思ていましたが「もう誘拐なんてしない」を先に読んで見ました。舞台は山口と福岡を挟んでの、ドタバタなコメディのようで面白く楽しく読むことができた物語でした。山口県は何度も行っている好きな所なのでなんとなく情景も浮かんできて良かったです。2015/04/01

ちょこまーぶる

156
初読みの作家さんでしたが、面白かったですよ。ミステリー部分とユーモア部分がしっかりと描かれていて、通勤電車の中でほくそ笑んでましたから・・・。花園組の人々のキャラや設定が好きですね。また、皐月お嬢の男勝りの親分肌なんて最高じゃないですか。そして、翔太郎のとぼけている様でやる時はやると言うキャラも魅かれるものがありました。スカッとしたい時に読んだらいい読み物でした。2013/11/14

gonta19

147
2011/6/2 Amazonより届く。 2022/1/27〜1/30 2年ぶりの東川作品。 夏休みにアルバイトとして、先輩のたこ焼き屋台を手伝うことになった樽井翔太郎。門司で商売中にセーラー服の美少女花園絵里香を二人組のヤクザから助けることに。実は彼女は組長の娘。事情により、彼女の偽装誘拐を手伝う羽目に。無事身代金を受け取ったが、花園組の若頭高沢の死体を受け渡しに使った船で見つけてしまう。誰が高沢を殺したのか。東川作品らしいユーモアに溢れつつ、門司と下関の地形を利用した本格的なトリック。楽しめました。2022/01/30

ダイ@2019.11.2~一時休止

138
狂言誘拐物。キャラがよく、ノリの軽さは東川さんらしい。トリックもちゃんと?していて良かった。2013/08/14

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