文春文庫
世界は村上春樹をどう読むか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167753894
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

村上春樹氏の作品は、初めて海外に紹介されてから20年以上経ち、今や30カ国を超える言語に翻訳されている。2006年には日本で村上作品をめぐる国際シンポジウムが開かれ、17カ国の翻訳家、作家、出版者が各国での「ハルキ事情」を縦横に語り合った。本書は、村上作品の魅力が多面的に語られたこのシンポジウムの全記録である。

目次

1 基調講演
2 パネル・ディスカッション 翻訳者が語る、村上春樹の魅力とそれぞれの読まれ方
3 翻訳本の表紙カバーを比べてみると
4 村上春樹と映画
5 ワークショップ
シンポジウムを終えて
付記

著者等紹介

柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年、東京生まれ。東京大学文学部教授。現代アメリカ文学専攻。2005年、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞

沼野充義[ヌマノミツヨシ]
1954年、東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科スラヴ語スラヴ文学講座教授。専門は、ロシア、ポーランド文学。2002年、『徹夜の塊―亡命文学論』で、サントリー学芸賞、2004年、『徹夜の塊―ユートピア文学論』で読売文学賞受賞

藤井省三[フジイショウゾウ]
1952年、東京生まれ。東京大学文学部教授。日本学術会議会員。中国・台湾・香港の現代文学を専攻

四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年、兵庫県生まれ。明治学院大学教授。専門は映画研究、比較文学。映画、漫画など幅広い領域で批評活動を展開している。1998年、『映画史への招待』でサントリー学芸賞、2002年、『ソウルの風景―記憶と変貌』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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