文春文庫
新平等社会―「希望格差」を超えて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167736026
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0195

内容説明

日本における格差の拡大は一体どこまで進んでいるのか?ベストセラー『パラサイト・シングルの時代』『希望格差社会』の著者が、ワーキング・プア化する若者、「中流」の崩壊と貧困母子家庭の急増、貧困高齢者の「底抜け」など具体例を挙げつつ、その処方箋を示す。混迷する現代社会に希望を与える刮目の書。

目次

はじめに 格差に関する議論が盛んなのはなぜか?
第1部 格差社会を超えて(格差問題を考えるための三つの問い;格差に関わる社会問題を考える際の五つの領域 ほか)
第2部 格差社会の断面(仕事格差―フリーター社会のゆくえ;結婚格差―結婚難に至る男の事情、女の本音;家族格差―家族の形が変わり、新しい格差を生む ほか)
おわりに 生活の構造改革を目指して―格差が問題化しない社会を

著者等紹介

山田昌弘[ヤマダマサヒロ]
1957年、東京都生まれ。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学。親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている。学卒後も両親宅に同居し独身生活を続ける若者を「パラサイト・シングル」と呼び、「格差社会」という言葉を一般に浸透させたことでも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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