内容説明
1990年代パラサイト・シングルが急増し家族構造が激変する中、ペットの位置づけは変わった。ペットはいまや、現代人にとって人間以上にかけがえのない〈感情体験〉を与えてくれる家族となった。空前絶後のペットブームの実態とさまざまな家族の事例を通して、気鋭の社会学者がペットの新しい役割に光をあてる。
目次
第1章 ここまできたペットブーム―家族ペットが日本を変える?
第2章 ペットが「家族」の一員になる―家族ペット論の提唱
第3章 家族ペットに求めるもの―自分らしさを実感したい
第4章 インタビュー―家族ペットと暮らす人々
第5章 家族の中のペットの「位置」―家族というファンタジーの投影
第6章 家族ペットが日本を救う―これからの予想図
著者等紹介
山田昌弘[ヤマダマサヒロ]
1957年東京都生まれ。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京学芸大学教育学部教授。専門は家族社会学・感情社会学。内閣府国民生活審議会委員、東京都児童福祉審議会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かりん
1
2:浅い。タイトルで想像した範囲で完結。自分が家族だと思う範囲が家族である。「家族する」時代。内臓感。一目で好きになる=内から出た感情=自分探し。適度な手間。ペット自慢産業。2009/01/30
Hiroyuki Furuya
0
世話をするとこと、自分がいないと生存できないものは、自分の必要性を感じさせてくれる2014/12/21
ななし
0
ここまでペット業界が広がっていたことに衝撃。ペットに鍼灸とか初めて聞いた、、。これが10年以上前の情報であることにも驚き。私が知らないだけで、きっと今はこれ以上なのだろう。祖母がペットを飼っていて、私も幼い頃から「ペットは家族」だと自然に考えている。ペットの普及は日本の家族形態の変化とも深く関わっていて、家族社会学の観点からペットを見ることが出来た。解説のイグアナの話も面白かったので、そちらの本も読んでみたい。2021/09/22
ふなし
0
★★★★☆
みゆいつ
0
授業で扱っているので読んでみた。教科書本文より分かりやすくていいかも。2018/12/09