出版社内容情報
悪名高き殺人鬼を父に持つ教え子のために、過去の事件を調査しはじめた教師がたどりついたのは、あまりに痛ましい結末だった。
内容説明
教え子エディが悪名高き殺人犯の息子だと知ったとき、悲劇の種はまかれたのだ。若き高校教師だった私はエディとともに、問題の殺人を調査しはじめた。それが痛ましい悲劇をもたらすとは夢にも思わずに。名匠が送り出した犯罪文学の新たなる傑作。あまりに悲しく、読む者の心を震わせる。巻末にクックへのインタビューを収録。
著者等紹介
クック,トマス・H.[クック,トマスH.][Cook,Thomas H.]
1947年、アラバマ州生まれ。1980年『鹿の死んだ夜』で作家デビュー、1996年の『緋色の記憶』でアメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞を受賞。ほの暗い詩情と繊細な語り口で人間の罪の物語を描きつづけ、日本でも高い人気を誇る
村松潔[ムラマツキヨシ]
1946年、東京都生まれ。国際基督教大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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