文春文庫
起業と倒産の失敗学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167700027
  • NDC分類 336
  • Cコード C0195

内容説明

強くしなやかな会社をつくり、日本経済を元気づけるために必要なこと。それは失敗に学び、新たな創造・挑戦に乗り出すことだ。優良企業としてのぼりつめながら倒産したベンチャー企業10社を「失敗学」で徹底的に分析。そこからはライブドアの失敗の本質も見えてくる。起業家のみならず、全ビジネスマン必読の失敗学実践書。

目次

“優良”成長企業がなぜつまずくのか
欲得 個人の欲得がモノづくりの原点を忘れさせた―新日本技研株式会社(札幌市、1997年3月自己破産申請)
気分 感覚の冴えに頼り見切りを誤る―株式会社オカノアソシエイツ(東京都目黒区、1999年8月和議申請)
うっかり 細心の注意を払っていても避けられなかった誤判断―北部通信工業株式会社(福島市、2002年4月会社更生法申請)
考え不足 際立つ独創性を大事業に育てられなかった浅慮―株式会社ハイパーネット(東京都渋谷区、1997年12月自己破産申請)
決まり違反 常識を無視した拡大戦略が裏目に―株式会社コンパイル(広島市、1998年3月和議申請)
惰性 豪放磊落、面倒見のよい性格がアダに―株式会社ピコイ(新潟市、1999年10月和議申請)
恰好 体面に固執し無理を繰り返す―株式会社サワコー・コーポレーション(名古屋市、2001年8月民事再生法申議)
横着 “手抜き”経営で有名居酒屋を食いつぶす―北の家族株式会社(東京都豊島区、2002年1月民事再生法申請)
思い入れ 「世のため」という思いが経営判断を誤らせる―株式会社カンキョー(横浜市、1998年11月会社更生法申請)
社外活動に熱中し“無判断”のうちに破たん―イタリヤード株式会社(京都市、2002年1月自己破産申請)
「失敗」を活かし「強い会社」をつくる
ライブドアにみる起業と倒産の失敗学

著者等紹介

畑村洋太郎[ハタムラヨウタロウ]
1941年生まれ。東京大学大学院工学研究科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授を経て、工学院大学国際基礎工学科教授、東京大学名誉教授。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。02年より特定非営利活動法人「失敗学会」を立ち上げ初代会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

7
失敗はどうして失敗し、どうすれば避けれるかが整理されてる失敗地図が必要になる。森や木の中に失敗が姿を見せていても当人が見ようとしないと森や木にしか見えない。失敗から学ぶ姿勢を否定してると失敗が有ると現場責任者に厳しく追及してしまい失敗を隠蔽する体質になる。失敗に学ぶか隠すかは経営者の度量。事業が軌道に乗り、初心を忘れて有頂天になると、環境が変化してることにも気が付かず、事業の定義を以前と同じ事を繰り返し、気がついたら倒産してしまう。成功は人を喜びを与えるけど、周りを見えなくする奢りを同時に与える2014/12/17

しんこい

2
会社はつぶれたものの、製品を開発したり売れ線を見抜いたり結構感心する人ばかり。なぜか失敗学系の本とは相性が悪いのが不思議。2011/03/01

くま

0
勉強になりました。2014/08/22

よっしー

0
★★2014/05/30

ryoma

0
http://d.hatena.ne.jp/y2007/20060812/p12006/08/12

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