文春文庫<br> 退職刑事

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文春文庫
退職刑事

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  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167696047
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

元悪徳警官から、退職後も未解決事件の捜査に執念を燃やす男まで、様々な事情を抱えて職を辞した刑事たちに訪れる“人生最後の事件”。

内容説明

職を追われた悪徳刑事の夢。迷宮入りした幼女神隠し事件の解明に執念を燃やす老刑事。仕事に追われ息子を失った刑事の悔恨。三代続く名門警察一家に隠された闇。様々な事情を抱え、職を辞した刑事たちに訪れた“人生最後の事件”とは?刑事という特殊な職業の生態を迫真の筆致で描く警察小説短編集。

著者等紹介

永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
1960年、鹿児島県生まれ。週刊誌記者を経て独立。フリーのジャーナリストとして、主に犯罪ノンフィクションを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

乱読999+α

13
刑事を退職した後の5人の短編集。ハードボイルドタッチで描かれた彼らは、全て暗くもの悲しい。横山秀夫氏の作品に似た題材をもって書かれた渇いた文章の内に潜むのは、情であったり、怨念だったり、悔やみだったりはするが、全てどんよりとくすんだものばかりで読んでいても楽しくはない。それでも引き込まれては行った。2018/09/27

らぴ

13
刑事物! と普通に考えてはいけない。とてもダークでブラックな世界。正直、怖い話ばかりだった。2010/06/14

アンベラー

9
永瀬隼介さんの作品 初めは読書メーターにないわと思ってたら呼び台方があったんですね 長くやってるけど知らなかったわ 退職刑事いろんな感情を抱えて早期退職するドラマだな2022/11/04

Mik.Vicky

9
仕事柄、所轄署にいくことがあるが、不正に手を染めるな!的な標語が掲示してある、それほど誘惑が多いのだろう。そのように、現役時代に誘惑に負けた刑事の退職後の話・・・暗い気持ちになるが、結構そういう人は多いような気がする。刑事モノは小説の王道だが、退職刑事が主役の小説は初めて読んだ。基本的にはどれも暗い話が多く、退職理由も不正絡みばかりで、ハッピーエンドになりそうな雰囲気はない。しかし一つのジャンルとしては有りだと思う。永瀬隼介氏の小説は初めて読んだが別の作品も読みたくはなった。2017/02/09

リオ

6
刑事に纏わる短編集。 どれも面白いんだけど、微妙に読み難いのよね文書。 リズムがつかめない。 物語は短編ながらもコッテリしてます、特に好きなのは帰郷かな。正統派ハードボイルドな感じでした、ちゃんとファムファタールもんでもあったし。 神隠しの夜には土着ホラー系でゾクっとしたけど哀しくもなった。 もう一冊位この作家の作品を読んで合うか合わないか決めよう。2016/10/25

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