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文春文庫
少年とアフリカ―音楽と物語、いのちと暴力をめぐる対話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167679040
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

いま、私たちを取り巻く世界にあふれる暴力と無関心、そして若者たちの孤独…。ベストセラー『永遠の仔』をめぐって出会った二人の表現者が、それぞれの生い立ちや創作世界を通じて救いの在り処を探す、真摯な対話集。文庫化にあたり新たに一章を追加、9・11以降の世界の諸相を縦横に語り合った2004年バージョン。

目次

1 少年
2 アフリカ
3 イグノランス

著者等紹介

坂本龍一[サカモトリュウイチ]
昭和27(1952)年、東京都生まれ。53年にイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を結成し、テクノ・ポップの旗手として国内外を席巻。58年には映画「戦場のメリークリスマス」に俳優として出演、同時に音楽も担当する。以後、映画音楽に力を入れ、63年には「ラストエンペラー」でアカデミー音楽賞を受賞。平成10(1998)年にリリースした「ウラBTTB」は日本ゴールドディスク大賞ソング・オブ・ザ・イヤー賞を受賞。また、9・11をうけて『非戦』(監修)を刊行するなど、幅広いジャンルで活躍を続ける。16年にはアルバム「CHASM」を発表。現在はニューヨーク在住

天童荒太[テンドウアラタ]
昭和35(1960)年、愛媛県生まれ。大学卒業後、執筆活動を始め、61年に「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。映画原作、脚本等を手がけたのち、平成5(1993)年に『孤独の歌声』で日本推理サスペンス大賞優秀作、8年に『家族狩り』で山本周五郎賞を受賞。12年にはベストセラーとなった『永遠の仔』で日本推理作家協会賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨクト

23
天童荒太さんと坂本龍一さんとの対談集。特にテーマが決まっているわけではないので、あっちへふらふら、こっちへふらふらしているのだけれど、それだからこそ彼らの本音が聞けたようで面白かった。でももう本書が出てから10年以上の歳月が経過しているので、今の彼らの対談も聞きたい気がします。2015/10/21

マジョラム

6
坂本さんが、最初、自分の子供を殺されたら殺した相手を殺しに行くって言ってたけど、途中で、許さないけど殺さないに代わって、ちょっとほっとした。きっと世界のみんなもそういう風に変わってくれれば、戦争とか起きないと思うんだけど。この本は、永遠の仔をめぐっての話なのでその本を読んでいない私は二人の話についていけきれないところもあった。今度ぜひ読んでみたいと思う。2021/02/18

はかり

6
天童荒太の著作はそう多くなくほとんど読んだが、この坂本龍一との対談は初読。二人の深い博識に感銘を受けたが、題名と内容があまり一致しない。アメリカは無知というのが印象に残った。天童の次作を期待したい。2016/04/21

TOMYTOMY

1
やっぱり酔っ払って喋ってるのか。ストラーロの話がめちゃくちゃ面白い。 その時代であるのだが、予感してるところがある。 2019/09/21

Enzo Suzuki

1
「永遠の仔」「悼む人」を読んで天童荒太に興味を持ってしまった。彼の小説ではない文章を読みたくてこれを見つけた。しかも私淑している坂本龍一との対談。彼らが自分の作品にどれだけ真摯に取り組んでいるかが言葉から伝わってくる。いつか必ず再読する予感。なにか真理に近づくような言葉がたくさん鏤められてる。「悼む人」を読んで得た罪悪感を「文庫版のあとがき」が沈めてくれた。きっと自分にできることがあって、世界をまっすぐ受け止めていれば、これをこうすべきだと、自分の前に何かがあらわれてくるんだろう。2012/11/01

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