文春文庫
猟犬たちの山脈〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 319p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167661755
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

大尉を拉致した敵は身代金を要求してきた。司令部も米政府も敵に回したペッパードッグズは、インターネットを通じて世論を味方につける。身代金の期限まで24時間。雪中の孤独な行軍に衰弱しつつも、彼らは果敢に大尉の奪還と全員生還をめざす。意志の力を武器に逆境に挑む男たちの戦い。ハイテクと冒険を融合させた雄渾なる大作。

著者等紹介

ウェスト,ビング[ウェスト,ビング][West,Bing]
レーガン政権下で国際安全保障担当の国防省次官を務めたこともある軍事関係のエキスパート

村上和久[ムラカミカズヒサ]
1962(昭和37)年、札幌市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

23
147偵察隊は救出の為に命令を逸脱しセルビアに潜入する。偵察隊はNATO指揮下なので支援を受けられず軍法会議にかけようとする、米軍の現地部隊は助けたいと思うが上層部は偵察隊を呼び戻そうとする、ホワイトハウスは我関せずで外交で何とかしようとするという感じで状況は錯綜する、一方偵察隊は状況を写真付きでネットにあげ味方を増やし状況を好転させようとする。追われる側になった偵察隊は持てる技術を使って逃げ切ろうとしセルビア側部隊を投入して捕らえようとする、冬の山での手に汗握る攻防戦堪能しました。2020/10/27

woo

2
ストーリーテラーとしての能力は高くないが、状況描写の能力は高いものがあり、延々と続く展開に意外に飽きがこない^^ 只下手な作家の陥穽にハマり、最後に奇を衒って“何だかなァ〜”に成ってしまうところが惜しい^^;;2014/06/15

Richard Thornburg

2
★★★★★2010/07/18

frog

1
コソボに平和維持部隊として駐留している米海兵隊の偵察チームが、セルビア軍に捕えられた海兵隊員を奪還するために命令を無視して敵陣の中へ潜入していくストーリー。NATO軍としての制約や、イスラム系ゲリラの存在、停戦交渉などの政治的な駆け引きの中で孤立するチームだがインターネット/Eメールを使って敵の位置を把握し、状況を自分たちのHPに更新することで世論を味方につけていく。最新鋭の兵器、身体管理などのディテールもすごいが、やはり起伏に富んだ物語展開が最高に面白い。冒険小説の新しい地平が見える大傑作でした。2011/02/21

トールマン

0
2011/12/19

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