内容説明
ヅラでもヒヒでもいいじゃない。不良中年、上等さ。卑しくて、みっともなくて、だからオヤジは愛しい。日本一のオヤジ嫌いを自認してきた女王様だが、多種多様なオヤジを観察しているうち、自分にも同じ魂が宿っていることに気がついた。恥と罪と哀しみを背負い、腹を突き出して生きるオヤジに捧ぐ、女王様からの叱咤激励。
目次
オヤジどもよ!(オヤジ、そのふてぶてしき幼児性;哀愁のヅラオヤジに思ふこと;屁こきオヤジは嫌いじゃないが;お金は自分のために遣いましょう ほか)
我が親父よ!(バカ犬は飼い主(中村父)似!?
日本一の「自画自賛」オヤジ
中村父の優雅な生活
ウラ声で語れ、ウンチク ほか)
著者等紹介
中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年福岡県生まれ。同志社大学英文科卒。コピーライター、雑誌専属ライターなどを経て、作家デビュー。ジュニア向けファンタジー小説の分野で活躍する傍ら、自らの壮絶な浪費生活を綴るエッセイストとしても注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
55
自称オヤジな作家・中村うさぎさんによるオヤジをテーマにしたエッセイ集。あまりに直球すぎる言葉や思考に時に腹を抱え、時に胸に突き刺さるものを感じながら楽しませてもらいました。終盤の彼女のその直球すぎる性格の根っこは彼女をも凌ぐ直球すぎる父の中に見出す件には本当に笑わせてもらいました。2016/02/26
やすらぎ🍀
19
感想を書かずに手放すことにしました✨2020/01/10
やまねっと
17
昔はここに書かれてあるオヤジは数多くいただろうが、最近はあまり見当たらないなと思っていたら、身近にいたことにこの本を読んでて気づいた。それは自分だというオチではないが、よく飲みに行く同僚のおじさんなのだが、セクハラを平気で言って相手を当惑させる人がいる。僕なんかは度が過ぎるのを注意するが、得てしてこんなオヤジどもは営業に多い。こんな訳のわからないことを言いたいわけではない。 この本は読んでて、中村うさぎ自身がオヤジであることに気付かされる。女というフィルターを通したオヤジが不平不満を言っているそんな本だ。2023/11/30
pippi_
2
クスクス笑ってしまうような、中村うさぎさんと「オヤジ」たちとのエピソードが沢山あります。中村さんの父親の武勇伝はすごいですね!2017/12/23
ルミー
2
オヤジに興味なかったんであまり読む気が無かったんだけども意外面白いしふむふむしちゃうところもあった。お父さんエピソード面白いなあ。まだリビングにベッドあるのかな。2014/04/03