文春文庫 オタクの迷い道

岡田 斗司夫【著】

文藝春秋（2003/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 331p／高さ 16cm
• 商品コード 9784167656546
• NDC分類 361.5
• Cコード C0195

内容説明

ガメラで濡れる人妻、東大ミニ四駆改造王から幼稚園児まで、おのれの道をゆく者を讃える「テレビブロス」名物コラム７７連発＋文庫だけの「豪華４大特典」！（１）語り下ろし対談１・唐沢俊一×岡田斗司夫、（２）対談２・宮脇修一×岡田斗司夫、（３）テキストコメンタリー＆フォト・ギャラリー、（４）メイキング・オブ・『オタクの迷い道』。

目次

オタクの迷い道　ＤＩＳＫ１（「日本人になりたい」と考えるアメリカ人たち；自称「ノーマル」な全共闘オヤジとのすれ違い；人は誰もがオタクになれるわけではない；濃ゆいオタクたちの天国「濃縮おたくランド」；アニメを見る。それは辛く厳しいオタク道だ　ほか）
オタクの迷い道　ＤＩＳＫ２（語り下ろし対談１　オタク伝説を背負って（唐沢俊一×岡田斗司夫）
語り下ろし対談２　「過剰」こそオタクの証（宮脇修一×岡田斗司夫）
テキストコメンタリー＆フォト・ギャラリー
メイキング・オブ・『オタクの迷い道』）

著者等紹介

岡田斗司夫［オカダトシオ］
１９５８年、大阪生まれ。２３歳のときに伝説のＳＦショップ「ゼネラル・プロダクツ」および自主映画サークル「ＤＡＩＣＯＮ・ＦＩＬＭ」を設立、アマチュア映画プロデューサー・脚本家として８０年代前半をブイブイいわせる。８５年に上京してからはＧＡＩＮＡＸを設立、同社代表として『王立宇宙軍オネアミスの翼』『ふしぎの海のナディア』などのアニメ作品や、『プリンセスメーカー』などのコンピューターゲームを多数手がける。９４年より東京大学にて「オタク文化論」の非常勤講師を務め、その他、もう本人すら憶えてないほどいろんな経験があったそうだ
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感想・レビュー

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[白義]

著者の文化人としての権力を最大限悪用した凄まじいサイコパス的な女騙しのえげつなさ、性的スキャンダルが最近暴露されたが、それを知った上で「女なんかと、一生つきあわない連盟会長 岡田斗司夫」は限界だった。今まで何回読んでも気にも留めなかった箇所だがこれもタイミングである。いっそその決意を貫けばよかったのにと思いつつくずおれるように爆笑したのだった。いや、暴力沙汰も起こしてるしさすがにわりと笑い事ではないのだが。内容は特濃オタクコラム全開といった感じでさすがに面白くいまだに読ませる

2015/05/11

[しんこい]

アニマやプラモ位はともかく、リモコン、スイッチのオタクなんてのは笑うだけで理解できません。こういう本読んですごいなぁ、とか言っているのが一番。今やオタクも市民権を得てますます増加、この本の頃はまだそこまで行ってないか。

2015/12/06

[稲]

現在岡田斗司夫本を攻略中。90年代後半～ゼロ年代初頭の岡田斗司夫の視点を探ることができる。本編に相当する「テレビブロス」掲載記事は、単に短い読み物としてもテンポよく読むことができて面白い。付録に相当する対談、特に唐沢氏との対談は、両氏が同世代のオタクということもあり、単に彼らそれぞれのオタク観に留まらず、世代としてのオタク観も見えた点で有意義であった。特に、オタク第１～第3世代の分類は面白かった。その分類だけに特化した著書があれば読みたい。

2020/08/24

[お惣菜パン(Tobe)]

★宮脇修一氏との対談が面白かった

2015/07/19

[おぐら（国産）]

長らく放置していたのですがようやっと読めました。読んでてなんだか違和感が？　と思ったら連載、前世紀（もの凄い字面ですが、95～99年）だったんですね……。03の「人は誰もオタクになれるわけではない」を読んでたら雑誌やら関連商品やらを買うだけではコレクターやマニアだと書かれており「はて？」と思っていたら、成る程、そういう事ですかというオチが。とりあえずこの分類だと私はオタクらしいです。薄いですけど。76「映画に登場するまずいものベスト10」とかも読んでて楽しかったです。ちょっと探してみたくなってきました。

2015/01/16