文春文庫<br> 君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話

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文春文庫
君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167640088
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

伊三次の上司である定廻り同心の不破友之進の嫡男、龍之介もついに元服の年となった。同心見習い・不破龍之進として出仕し、朋輩たちと「八丁堀純情派」を結成、世を騒がせる「本所無頼派」の一掃に乗り出した。その最中に訪れた龍之進の淡い初恋の顛末を描いた表題作他全六篇を収録したシリーズ第六弾。

著者等紹介

宇江佐真理[ウエザマリ]
昭和24(1949)年北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学卒業。函館在住。平成7年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞、デビュー。『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、『余寒の雪』で中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

114
このシリーズも6巻目。当初は伊三次とお文の恋愛物語、二人の間の男女間の機微が中心でしたが、ここにきて中心となる人物が若者や子供に移ってきたようです。不破の嫡男・龍之進が元服し、同心見習いとして出仕するようになりました。そんな見習い修行で自身の弱さに気づいたり、初恋の相手に再会したりします。彼女が船に乗って嫁いでいく姿を見て、"彼女を乗せる船になりたかった"。なんて切ない想いなんでしょう。たくさんの別れや哀しみを経験して、大人になっていくのですね。まだ幼児の伊与太と茜の今後の成長もたいへん楽しみです。2021/09/22

じいじ

103
 髪結い伊三次シリーズ第6弾は、上司同心の不破の長男・龍之介が軸の展開です。登場人物のキャラがいいので、安心して読めます。楽しめます。14歳になった龍之介が元服。龍之進に改名。龍之進がかねてから仄かな想いを寄せる娘・あぐりに縁談話が持ち上がる。ざわめく心の内を察して、伊三次が慰める。目頭がじいんと熱くなりました。特別子供が好きでなかった伊三次も一粒種伊与太の可愛さで豹変、他人様の子どもまで大好きに…。お文も芸者の仕事に復帰。伊三次は「お帰りなさい!」の労いが聴けない寂しさを感じます。心癒される一冊です。2016/05/24

Shinji Hyodo

98
わずか14歳で大人としての一歩を踏み出すという事が現在に通じるだろうか…?またも次々と起きる事件や心配事に大層気を揉みながらも、龍之介改め龍之進の成長っぷりが微笑ましい今作でした(^^)龍之進と同様に同心見習いとして奉行所に出仕した六人の仲間達に気になる『本所無頼派』の奇行の数々。奴らを何としてもお縄にしようと自分達を『八丁堀純情派』と称して対抗意識を燃やす見習組の活躍が龍之進にとって思わぬ哀しい結末へとつながる。長年不和家に奉公してきた作蔵の死と初恋の相手「あぐり」の望まぬ嫁入り…2016/03/10

ふじさん

94
シリーズ6作目。伊三次が仕える不破友之進の息子の龍之介が元服して見習い同心に。その頃、江戸の町には乱暴狼藉を繰り返す本所無頼派の影が、それに対抗する形で見習い同心6人で八丁堀純情派を旗揚げする。又、伊三次とお文夫婦の長男の伊与太は疱瘡で生死を彷徨が、看病の甲斐があって無事回復。「君を乗せる舟」は、龍之進が通っていた塾の師匠の娘のあぐりをめぐる話。本所無頼派の薬師寺次郎衛とあぐりの危うい関係、龍之進のあぐりに抱く思い、あぐりを命がけで守った作蔵の死等、読んでいてほろ苦さと人生の切なさを感じる内容。 2022/07/02

佐々陽太朗(K.Tsubota)

78
美雨と監物の後日譚がありましたね。読者の期待に応えてくれる宇江佐さんの気持ちがうれしい。祝言そして懐妊。ここまで書けば、仲むつまじい二人を描いた小篇も期待したいところ。続編に期待。本作においては何よりも元服した龍之進に注目。良い若者に育ちました。初恋の女性・あぐりが雪のような花嫁衣装で舟に乗り浅草に向かう。それを見送る龍之進の気持ちがほろにがく胸に迫る。2013/04/01

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