文春文庫
ザ・ハウス・オブ・トヨタ〈下〉―自動車王 豊田一族の百五十年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 351p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167639082
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0195

内容説明

自動車に猛進する豊田喜一郎と慎重論を崩さない利三郎。この義兄弟が創業前夜に演じた“積極性と慎重さ”の激突こそ、トヨタの強さを理解するカギである。人物と歴史を知ることで、企業が見えてくる―。著者独自の方法論で世界最大の自動車メーカーの秘密を解き明かした大河ノンフィクション、堂々完結。

目次

第4章 豊田家に流れる二つの遺伝子(復帰直前、喜一郎無念の死;私設自動車部発足;独断専行は佐吉の流儀;トラック量産で深まる溝;豊田の身代をかけた義兄弟対決)
第5章 愚直な佐吉の生き方(創業家が君臨する世界の自動車業界;若き日の発明王の苦悩;不可能への挑戦、自動織機と環状織機;高峰譲吉の助言、「実用化は発明家の責任」;新天地求め、中国(上海)進出)
第6章 発明家と事業家の狭間で(泥沼の特許紛争;トヨタとホンダのDNA(遺伝子)
親子の心の葛藤
定款に「発明と研究」
小さな第一歩)
終章 トヨタ社長の資格と条件

著者等紹介

佐藤正明[サトウマサアキ]
ノンフィクション作家。1944(昭和19)年、山形市生まれ。日本経済新聞社編集局産業部記者、産業部長、編集局長付編集委員、日経BP社専務取締役などを歴任。82年、「トヨタ・GM提携交渉に関する特報」で新聞協会賞(編集部門)受賞。96年、『ホンダ神話 教祖のなき後で』で第27回大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

9
下巻は展開が行ったり来たりのうえ、創業者の佐吉の話が長すぎるかな。とはいえ、この作品を読めば、トヨタのそして日本の自動車産業の歴史が分かります。良くできたノンフィクション。先日のテレビドラマはかなり人物を統合させたり脚色していることも判明しました。2014/04/13

のげぞう

0
トヨタと豊田自動織機と豊田家の歴史に関する話2017/05/31

SS

0
著者のモチーフは、factの歴史軸と直接関係者との人間軸で構成されているがそれは3部作とも三国志演義となってしまうが、fact軸の多いように感じたN本が面白かった。(直接資料が多い分)2014/04/09

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