内容説明
「四字熟語に関する辞典」が大手出版社から度々上梓されるのを見ると、需要は確かにあるようだ。しかし、その内容に踏み込んでみると、首を傾げるようなものばかりで…日本人の漢字コンプレックスを鋭く衝いた表題作を初め、音訓の問題、歌、地名、文人たちの逸話など、今回もまた、言葉をめぐる面白エッセイが満載。
目次
ちょっとヘンだぞ四字熟語
耳の楽しみ探索の旅
県より大きな市ができた
満点パパ鴎外
桑の葉がちがうんや
歌哀し佐久の草笛
強い軍隊ことはじめ
著者等紹介
高島俊男[タカシマトシオ]
1937年生れ、兵庫県相生出身。東京大学大学院修了。中国文学専攻。主な著書に『水滸伝と日本人』(第5回大衆文学研究賞)、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(第11回講談社エッセイ賞)、『漱石の夏やすみ』(第52回読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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