文春文庫<br> バールのようなもの

文春文庫
バールのようなもの

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167551063
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ニュースでよく耳にする"バールのようなもの"って一体何だろう──テッテー的に追及した爆笑短編ほか、著者真骨頂の傑作小説集

内容説明

テレビや新聞でよく使われるバールのようなものって何だろう?この謎の強盗用具をテッテー的に検証してみたら…という表題作ほか、仕事一筋だった隠居老人の愉楽を描いた「秘密倶楽部」、様々な文体を駆使して新聞に掲載されている連載小説の存在を問い直す「新聞小説」など、冴えわたる爆笑小説12篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

111
短編12話。あとがき、解説:香山二三郎。「愛知妖怪事典」が笑た。単に愛知県内の地名にこじつけただけ。「バールのようなもの」は、妻の「目撃者がいないんだから。だから、多分バールだろうなと思ってそう言ってるの」という意見に賛成。バールのようなものが、バールを含まないという集合定義はナンセンス。ナンセンス小説だからいいのだろうか。2013/07/25

ニカ

18
表題作が1番面白かった。確かに「バールのようなもの」って何だろう?「みどりの窓口」「〇〇についてどう思いますか?」も好きな話し。2022/08/22

ひろ☆

14
志の輔さんの新作落語の原作「バールのようなもの」「みどりの窓口」を読みたくて。改めて、志の輔さんの「みどりの窓口」の面白さを実感。2014/03/17

CCC

8
結局「バールのようなもの」の正体は分からずじまいなのであった……。まあそれなりに笑えた。他には『○○についてどう思いますか』が良かったかなと思う。なるほどこれがバカの作り方か。2017/09/20

でこ

4
パスティーシュの名手(?)として有名らしい地元作家さん、初読み。たしかに『山から都へ来た将軍』は小気味よく、好みでした。表題作の面白さは格別だし、笑いありほのぼのありの一冊。それにしても、ころころと作風を変えられるなんて信じられないほど器用なお方ですねえ。すごいな。2012/07/17

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