出版社内容情報
聖徳太子から昭和天皇まで、その道の碩学がとっておきの材料を開陳。歴史探偵が質問役となって、歴史の面白さを存分に語り合う。
内容説明
聖徳太子の人物像を巡り侃侃諤諤、昭和天皇の祈りについて白熱談義。半藤一利が、その道の碩学16人と日本史に纒わる話を縦横無尽に語り合う対談集。蝦夷は出雲出身?芭蕉に男色の句?ハル・ノートの解釈には誤解があった?など大胆仮説から驚きのエピソードまで盛り沢山。愉快な遣り取りに、歴史がますます楽しくなる一冊。
目次
聖徳太子は文武両道の「行動する思想家」だった(中西進)
蝦夷のリーダー「アテルイ」はなぜ日本史から抹殺されたか(高橋克彦)
『平家物語』は、戦いのむなしさを伝えてかくも美しい(安野光雅)
「神を目指した男」織田信長は空前絶後の革命家だった(井沢元彦)
権力を極めた人の辞世ほど「この世は虚しい」という(高橋睦郎)
徳川家康だって女の前ではだらしなくゴロ寝していたのです(諸田玲子)
「古池や」の句は時代に対する俳諧興行師・芭蕉の戦略だった(嵐山光三郎)
妖怪が近くへやって来るのは、あなたが「貧乏で寂しいとき」です(荒俣宏)
ヒトラーは二〇世紀のベルリンに巨大な阿房宮を建てようとした(井上章一)
開戦前夜、米国の暗号解読力は実はこんなにも「お粗末」だった(多賀敏行)〔ほか〕
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
昭和5(1930)年、東京に生れる。作家。28年、東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任。平成5(1993)年、「漱石先生ぞな、もし」で第12回新田次郎文学賞、10年「ノモンハンの夏」で第7回山本七平賞、18年「昭和史」(全2巻)で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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