文春文庫
がん・奇跡のごとく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167429058
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

奇跡的な治癒は存在するのか?最も進行した病期で治療を受け、その後、社会復帰してほぼ十年をクリアしたという条件のもとに、六人のがん患者を取り上げ、その闘いの過程を克明に記録。自らもがんと闘う患者であるという視点で、がん治療の可能性を検証する。文庫化にあたり六人の現在を再取材し、今日の治療水準も報告する。

目次

1 もう一度、白衣を着たい!
2 のたうつ食道、からくも命得て
3 希望に満ちた青春の日々を取り戻して
4 消滅した巨大な転移巣
5 「諦めたら、そこで終わりです」
6 肺がん、そして、がんと闘う患者学・医者学
7 尊厳ある生のためには、告知はどのように
8 病理組織検査なしに、がんの確定診断はつかない

著者等紹介

中島みち[ナカジマミチ]
1953年、東京女子大学卒業。TBS勤務を経て、70年中央大学大学院(刑事法専攻)修士課程修了。同年乳がん手術。その後、医療と法律の接点の諸問題を中心に執筆。(財)日本訪問看護振興財団理事、(財)日本医療機能評価機構評議員、(社)日本病理学会倫理委員等々もつとめ、一貫して患者の立場から医療への提言を行う。94年、第42回菊池寛賞受賞
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