文春文庫<br> 妖怪と歩く―ドキュメント・水木しげる

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文春文庫
妖怪と歩く―ドキュメント・水木しげる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167344054
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0123

出版社内容情報

鳥取県・境港で送った少年期。過酷な戦争体験。──「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」で知られる巨匠の内面にしつこく迫る人物ルポ

内容説明

水木しげるという人はいつどこにいても自分の心を楽しませるものを即座に見つけだすことができる、だから幸せなのだと思った。『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』などで知られる漫画家・水木しげるに二年にわたり密着取材し、手塚治虫と並ぶ巨匠の実像を多面的に描く渾身のノンフィクション。

目次

第1章 正体不明の人
第2章 妻と娘と別荘と
第3章 アメリカの霊文化を訪ねる旅
第4章 戦争体験の夏
第5章 交錯する群像
第6章 さらなる探索

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

48
好きな作家だ。初読は「日本海のイカ」。華やかさには欠けるが丹念な取材の積み重ねによりイカを通して日本を語ってみせた。一方好き嫌いはあれど知らぬ者はいない妖怪漫画家・水木しげる。名もなき市井の人々を描き続けて来た著者が果たしてこの超有名人をどう料理するのか?一見取材に協力的な水木であるが頁が進めど一向に素顔が見えてこない。失敗作か?やがて食い違う二人の会話を読みながら題名がふと浮かぶ。これは著者の計算づくの構成か!いずれにしろ著者と歩いたのは確かに妖怪だ。背中を向けてペロリと舌を出す水木の顔が見えるようだ。2010/12/01

chikabanokitaro

2
この本で、水木大先生の理解が深まり、ますます好きになった。

夏みかん

1
水木しげるさん自身の妖怪のような底知れない姿にわくわくしながら読みすすめました。とりあえずゲーテを読んでみようと思いました。2016/06/28

月光密造者

1
「水木しげる」としかカテゴライズできない個性。今はなき宝塚ファミリーランドで開催された「鬼太郎のお化け屋敷」を巡る挿話が面白い。手塚治虫が「故郷に合わぬ下品さ」と水木に対面で言い放ったとか。漫画の神様に臆するどころか、「失礼」と今だに根に持つ水木。京極夏彦の「時代は変わろうが、水木しげるは変わらない」という発言を思い出した。 2010/09/10

SKH

0
ファインダー越しだと、水木さんの目は恐い。2016/04/30

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