出版社内容情報
"極私的全日本いらないものランキング"発表、七年ぶりの胃の検査、息子のプロボクシングデビュー戦……。赤マントシリーズ三冊目
内容説明
メン好きにして、活字中毒者、通販オタクでもある著者は定期券を持つ通勤作家だった。息子のプロボクシングデビュー戦に落ち着かない一日を過ごし、久々の超弩級二日酔いに一週間の酒断ちを決意、忙しい合間を縫って日本最南端の島でキャンプの宴を張る…椎名誠の日常がぎっしりつまった爽快エッセイ集。
目次
委細めん談
全日本いらないものベスト10
みんなでぞろぞろ
都市の貌
ホテルの窓から
いま前田・リングスが凄い
弱い季節
春のバカバカマ
あやしい因果の一日
椎名一族の陰謀〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
75
父の本。 ブレードランナーの街並みが東京モチーフだということは知っていたのですがソラリスも東京モチーフだったとは…。NHKの100分de名著で紹介されていた作品なのですがその辺は触れてなかったので初耳でした。椎名さん…、文章こそ砕けていますが物知りのようです。2019/03/30
akira
31
エッセイ。 古本屋で見つけるとホイホイ買ってしまう椎名さんのエッセイ。がっつり読むモードでない時に気軽に手に取れるのがよくて、最近ずっと読んでしまう。 表題のモンパの木。沖縄地方にある海岸あたりに生える低い木でその下で昼寝をするのにちょうどいいらしい。ちょっとした秘密基地みたいだなと思いつつ雰囲気を想像する。最近はうたた寝の気持ちよさに目覚めつつあるのだった。 「外は強い風で、こういう時のウタタネというのはまことに気持がいい」2021/04/16
佐島楓
17
独特のギャグ的表現を織り交ぜつつ、鋭い文明批評をしているところがシーナさんのいいところだと思う。電車の中で読めないけど。2012/03/05
熊男
4
椎名誠さんのエッセイ集。そういや消費税なんてもんができたなとか、平成なんて書いてあるから今年だと気付かなかったとか言ってるあたり時代を感じる。でも日本人はそんなに変わってないみたい。2012/06/15
たーくん
3
再読。エッセイ集。赤マントシリーズ。2013/09/21