出版社内容情報
生還の確率は五分五分──あの科学兵器工場破壊任務から十年経った。そのとき死んだはずのソ連の大佐がまた新兵器で世界を脅かす
内容説明
「生きて帰ってくるのよ」。新任Mの声に送られて、ボンドはふたたびロシアの地を踏んだ。今回の任務は盗まれた秘密兵器ゴールデンアイを探すこと。どうやらロシアの犯罪シンジケートの仕業らしい。そのトップに親友の敵がいるとあって、ボンドの心ははやる。ついにヤヌスと呼ばれる黒幕に肉迫した彼の前に驚愕の事実が…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
19
表紙のピアース・ブロスナンにボンドが変わった作品。いきなり006が殺されるところからスタートする。イアン・フレミングから読んでいるぼくは、やはりジョン・ガードナーには入りきれない感が強い。横道にそれるが、映像としてのジェームス・ボンドはブロスナンが一番いい感じがする。しかし、イアン・フレミングの原作に近いのは容姿はともかくショーン・コネリーのような気がする。ダニエル・クレイグの冷酷さはどうも好きになれない。そう、ジョンガードナーの作品に様に2022/03/22
Richard Thornburg
16
感想:★★★ 映画は以前に観たことがありますが、活字で読むのは初めてです。 セリフを含め、映画にはすこぶる忠実な気がしますが、映画では映像で説明できる部分を文字で説明してるところに、翻訳ミスなのか原文ミスなのかわかりませんが、色々と違和感のある表現が見受けられますね。 特に銃器は数多く登場しますが、表現の間違っている個所は多くて醒めます・・・ 全体的には平均点的な仕上がりなんですが、本として読むと物足りないかな? 007シリーズはやっぱり映画かな。2018/09/24
tai65
4
星3つ2015/06/11
ZEP
1
映画「007ゴールデンアイ」のノベライズです。電磁波による破壊兵器「ゴールデンアイ」を巡り、ボンドと因縁のあるヤヌスとの戦いを描いています。イアン・フレミングの跡を継いだジョン・ガードナーが書いているので、007の原作小説の雰囲気が感じられます。小説としては映画より深く背景や心情を描いてほしいところですが、少し物足りない感じでした。2016/01/16