文春文庫<br> 「からくり」の話

文春文庫
「からくり」の話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167279080
  • NDC分類 502
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ダ・ヴィンチ、平賀源内の発明品をはじめ、古今東西の傑作「からくり」技術で読み解く新発想・新発見・新発明のヒント。図解つき

内容説明

日本のノコギリは引いて切るのになぜ欧米では押して切るのか。算盤は、一つの珠は五進法だが、五の珠は二進法で、それを九九を含む十進法で使いこなす。その発想はどこからくるのか。平賀源内やダ・ヴィンチから信じられないような最先端技術まで、からくりをめぐる古今東西の技術革新物語が、122もギュッとつまった一冊。

目次

「私生活への入口」から―鍵と錠前
“ミナノモノ、ススメ”―鏑矢
オランダ人の丸太―ログ
タテ焼き団子の技術史―鉄加工技術
お金の穴―貨幣
獣医の発明品―タイヤ
殺傷力を高める―銃弾
すべての道はローマに通ず―自動距離計
「お蚕様」の寒暖計―験温器
たらい船の原理―VSプロペラ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Quadrophenia

2
結婚指輪はもともとは「鍵」だった。寛永通宝や和同開珎の中央の穴が四角いことには理由があった。などなど……。すべて見開き2ページで説明してしまうので物足りないところもあるが、新しい発見があること間違いなしの本です。2014/07/12

キヨスケ

2
この本については次のようなことがあった。朝の通勤電車で読書中、誰かの視線を感じたものの気にせず読み続けた。途中駅で目の前の座席が空いたので座って読み続けた。終点の乗換駅で他の乗客が降車し終わるの見計らって本を閉じ降りようとすると、知らないおじさんが前に立ったまま。「それ何て本ですか?」とのお尋ね。さっきの視線はこの人か…と納得しつつ、表紙を見せタイトルを告げると「文春文庫ですねふんふん」と去ってしまった。我が積読山から発掘した古い本なので、おじさんは果たして入手できただろうか?2011/12/07

さとる

1
日本と西洋の技術革新には大きな思想の違いがある、とかかわって面白い。☆P52 ダビンチは車を積極的に戦争に役立てようとしたが、日本にはそういった歴史がない。☆P68 日本では毒味役が犠牲になっていたが、欧州では銀製食器が活躍。☆P70 主と副が平等な条件をそなえた交通機関がない日本。副操縦士が機長に対して遠慮したらどうなるか。日本人パイロットが操縦する飛行機に乗ることを嫌う学者。2017/02/09

yk

1
過去読。整理登録。2016/03/13

冬至楼均

1
一つ一つのネタは面白い。ただ「江戸時代は技術史的な暗黒時代」というのがくどいくらい繰り返されるのが少々鬱陶しい。2014/05/21

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