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文春文庫
人間の天敵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167191221
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ホテルマン椎津の妻が、別のホテルの駐車場で死体となって発見された。妻は不倫をしていたのか?相手は誰か?椎津の執念の調査が明らかにした事実とは?表題作をはじめ、人間の底知れぬ情念が引き起こす犯罪と、思わぬ人間関係、ひとつの偶然によって暴かれる意外な真相を描く傑作犯罪小説4篇を収録。

著者等紹介

森村誠一[モリムラセイイチ]
昭和8(1933)年、埼玉県熊谷市に生れる。青山学院大学英米文学科を卒業後、ホテルマンとして勤務するかたわら、評論、小説を書く。43年夏より文筆業に専念。翌44年「高層の死角」で第15回江戸川乱歩賞を受賞。以後社会派推理の旗手として多くの読者をもつ。48年「腐蝕の構造」で第26回日本推理作家協会賞を受賞。平成15年には第7回日本ミステリー文学大賞を受賞。近年は「非道人別帳」「太平記」など歴史時代小説も意欲的に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kento Isikumada

6
4つの犯罪小説。何やろ。面白かった。ややこしいトリック書いて作者が『俺すごいでしょ』然としてる小説ってダルいじゃないですか。めんどくせーわってなる。それが全く無くて、どっちかってーと心の揺れ方とか心理の描写が緻密で、且つくどくない。けっこーおすすめ。2014/08/28

まさえ

5
久々に読みました、やっぱり森村誠一先生の話は面白い〜2018/11/15

コットン

2
短編集。中でも「人間の天敵」の腕時計のくだりが温かい気持ちになれた。ストーリー全体では自分の好みでなくても、部分部分心に残り、読んで良かったと思うと、自分なりにいいとこ取りして、やっぱり読んで良かったと思う。 2019/10/08

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