文春文庫<br> 伊勢エビの丸かじり

文春文庫
伊勢エビの丸かじり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167177393
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

一杯八千円の味噌汁に挑戦、冷やし中華はこれでいいのか、回転ソーメンを食べに行く、バンコクでタイ料理三昧……シリーズ八作目

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

44
相変わらず楽しい丸かじりシリーズ。「蕎麦屋の地獄」他にマンボウやドリアンの感想などどの話も面白い。比喩の素晴らしさを改めて感じた。そして思ったのは、丸かじりシリーズを例えば海外向けに翻訳するとしよう。翻訳者は取りかかる、そこで悩む、彼の比喩をどう訳したらいいものか、例えるものがネイティブ日本人でなければわからないものや事が多すぎる。そこで注釈をつけることになるが、出来上がったら注釈のほうが多い本になってしまうのではないか。2015/05/24

アズル

18
ちょろっと出てきたコロッケ丼、作ってみたくなりました。一連のタイ旅行、パクチーとナンプラーが結構好きな私には、たまりませんでした。裸のうどんも、乾麺にて作ってみたいです。シリーズ8作目で1992年の掲載ですが、不思議と古さを感じませんでした。2014/03/04

kayak-gohan

16
丸かじりシリーズ読了4作品目。すべての動物は生きるために食べる。人間もまたしかり。しかし、人間が動物と異なるのは食べ物に対して感情や思いを持つことである。そしてそのことが食べ物に社会的な意味を与え、食文化というものが出来上がる。このシリーズはそのこと巧みな言葉づかいで表している。例えばお子様ランチへの憧憬、稲荷ずしのしたたかさ、冷やし中華への素朴な疑問等々。腹を抱えて笑いつつ、「そうだ、そうなんだよ」と共感できることばかり。2023/08/03

spatz

7
米原万里さんの本を読んでいて、海外駐在員?のか方々に、こんな本置いてくなんて残酷すぎる、と恨まれた、てエピソードが、このまるかじりシリーズだったので。。(笑)日本の物が手に入らない環境でこの手の本は確かにつらいわー!2014/12/20

Humbaba

7
大人になれば自分のお金で好きなものを食べられる.しかし,おとなになったからこそ食べられなくなるものもある.その代表的なものがお子様ランチである.それを大人でも注文できる店は存在するが,できることと,実行することは大きく異なっている.2011/11/20

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