文春文庫
春朗合わせ鏡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167164126
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

青年絵師・春朗(後の葛飾北斎)が北町奉行所筆頭与力の仙波一之進やその妻で元柳橋芸者のおこう、女と見紛うばかりの美貌の元女形・蘭陽らと協力して、陰間殺しから幽霊騒動まで、難事件を次々と解決する。『だましゑ歌麿』『おこう紅絵暦』の姉妹篇で、江戸情緒と美術ミステリーの魅力が満載の傑作捕物帖。

著者等紹介

高橋克彦[タカハシカツヒコ]
昭和22(1947)年、岩手県盛岡市に生まれる。早稲田大学商学部卒業後、美術館勤務を経て、58年『写楽殺人事件』で第29回江戸川乱歩賞を受賞。その後、61年『総門谷』で第7回吉川英治文学新人賞、62年『北斎殺人事件』で第40回日本推理作家協会賞、平成4年『緋い記憶』で第106回直木賞、12年『火怨』で第34回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

125
2009/1/10 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2022/6/11〜6/16  春朗時代の葛飾北斎が主人公の短編集。高橋作品に共通する、いわゆる"男気”溢れる主人公、春朗が蘭陽とともに謎を解いていく。安定のだましゑシリーズである。次作は「蘭陽きらら舞」。2022/06/16

財布にジャック

60
3冊連続でこのシリーズを読みましたが、最後のこの作品が一番好きです。主人公の春朗(葛飾北斎)は勿論のこと、今回初登場するオネエキャラの美形の元女形の蘭陽の活躍で、読み心地満点です。短編で気軽に読める上に、読後感も良く、高橋さんの得意の分野(作家さんなのに、浮世絵研究家でもあるそうなので)なので安心して読めます。シリーズとは言え、この1冊だけでも充分に楽しめるので、お勧めです。2012/06/14

はつばあば

51
今回は春朗さんがメインで面白い登場人物にもっと続編がないものかと。感想を悩んで悩んで書くほどのこともなく、楽しく高橋さんの作品を読了。次は京伝怪異帖を。ほんま時代物の捕物は止められへんわ2016/02/20

sin

50
ま、なんといっても、春朗と蘭陽のコンビが良い。筋立てはおもしろいが、それだけに各話もう少しじっくり長い話で読ませてほしいと感じるのは自分だけだろうか?途中参加のがたさんがまたいい味をだしていて読み飽きない一冊でした。2013/09/06

ひらちゃん

43
新キャラが濃い。蘭陽は今で言うオネエかな。がたさんは居てくれるだけでいい癒しキャラ。春朗に仲間が出来て三人寄ると事件の解決も速い?春朗の親父様とのわだかまりや、がたさんの問題も解決してまだまだ楽しみなシリーズだ。2016/04/04

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