内容説明
日本軍の真珠湾攻撃で苦境に立たされた日系人たち。語学兵のジローは南方戦線で成果を上げ、強制収容されていたヘンリーは志願兵としてヨーロッパ戦線へ送られる。マットも軍に志願したが、日本語を生かして語学兵に転属となり、ジローとともに敵地に乗り込むという極秘任務を与えられる。彼らは新たな未来を掴み取れるのか。
著者等紹介
真保裕一[シンポユウイチ]
昭和36(1961)年、東京都生まれ。アニメーションの制作に携わった後、平成3年『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。8年『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、9年『奪取』で日本推理作家協会賞と山本周五郎賞、18年『灰色の北壁』で新田次郎文学賞をそれぞれ受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
62
2009/7/10 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。2015/2/23〜3/3紆余曲折を経て、3人が3人なりの思惑を持って軍に所属。実戦に臨む者も。いよいよ最終の下巻に。2015/03/03
ミカママ
28
文字通り「中だるみ」。歴史の重みを描くにはこれだけのボリュームが必要なのだろうが、読友のかたの「下巻のラストのためにある」というコメを信じて読み通しました。かなり時間がかかった。2013/07/10
crazy cool joe
15
ジローの機転のよさがすごい。戦場に慣れている感じ。日米の戦いは歴史で習っているし、なんとなく想像がつくけどヨーロッパ戦線が楽しみ。面白かった。2015/03/17
michel
13
★3.7。感想は最終巻にまとめます。2018/03/31
財布にジャック
13
どんどん辛くなってきました。主人公達がどんな結末を迎えるのか下巻に期待です。2009/11/06