文春新書<br> これでもがん治療を続けますか

電子版価格
¥815
  • 電書あり

文春新書
これでもがん治療を続けますか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609666
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0247

出版社内容情報

医者として、科学者として、「がんの真実」を追究してきた近藤誠。そこで得た最終結論は、「検診しない、治療しないが一番!」

40年に及ぶ「近藤誠がん研究」の集大成!

医者として、科学者として、「がんの真実」を追究してきた近藤誠。そこで得た最終結論は、「検診しない、治療しないが一番!」

内容説明

日本のがん検診・治療は患者ではなく医者のために行なわれている―これが著者の最終結論。“最新療法”に騙されてはいけない。命と健康を守るには、断片的な情報にすがるより、がんの基本的なしくみを理解する方がはるかに大事だとわかりやすく説く。

目次

はじめに―がんの真実を求めて40年(縦割り主治医制度の弊害を痛感;アメリカ留学で学んだこと ほか)
1 死因はがんではなくがん治療(がんに関する誤った通説と放置療法;胃がんの外科医でもあったBさんの選択 ほか)
2 がんの転移と浸潤のしくみ(「本物のがん」と「がんもどき」のちがい;「がんもどき理論」への批判に答える ほか)
3 患者よりも医者のための“最新”治療(がん手術の歴史;リンパ節郭清のまやかし ほか)
まとめ―日本のがん治療の現状と将来(歪められた「がん告知」;抗がん剤産業のインチキ ほか)

著者等紹介

近藤誠[コンドウマコト]
1948年生まれ。近藤誠がん研究所長。元慶應義塾大学医学部講師。73年、慶應義塾大学医学部卒業。同年、同大学医学部放射線科入局。79~80年、米国へ留学。83年より専任講師。がんの放射線治療を専門とし、乳房温存療法のパイオニアとして知られ、これまでのがん治療のあり方に根源的な疑問を投げかけている。2012年第60回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぼる

1
著者の本は他にも何冊か、また違う立場からのものも何冊か読んでいるが、実際にどうしたらよいかは、正直なところ分かりません。身内が昨年がんになりましたが、手術で取った後調べたら悪性だったというもの。先に分かってたらどうしただろう?2014/07/23

jack

0
老衰死が、癌病死に置き換わる。苦しみの代価に、医療費を支払う。☆4.22014/12/17

いけだのどん

0
本書を買った後になって著者は似たような本を多数出しており、中にはベストセラーのものもあったらしいことを知った。また批判も多いことも。がん治療のすべてを否定しているわけではなくて、部位や進行度合いによって有効な治療法はあるのだけど、ほとんどがこの著者に言わせれば違うらしい。がんに限らず医療情報は溢れているので、結局のところどうするかは自己責任ということか?医者に任せるのも自分で調べてどうにかするにしても。とりあえず自分は、せめて死ぬときには苦しみたくはない。。2014/11/23

Hiroco

0
近藤医師の引退撤回は嬉しい。2014/09/01

Kunio Hanaoka

0
これもいい本。何冊も同著者の本を読んだが、頭が悪いのでちょうどいい。何回も重複して出てくるので覚えられる(笑)。近藤誠は貴重な存在だ。2014/08/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8038493
  • ご注意事項