出版社内容情報
医者として、科学者として、「がんの真実」を追究してきた近藤誠。そこで得た最終結論は、「検診しない、治療しないが一番!」
40年に及ぶ「近藤誠がん研究」の集大成!
医者として、科学者として、「がんの真実」を追究してきた近藤誠。そこで得た最終結論は、「検診しない、治療しないが一番!」
内容説明
日本のがん検診・治療は患者ではなく医者のために行なわれている―これが著者の最終結論。“最新療法”に騙されてはいけない。命と健康を守るには、断片的な情報にすがるより、がんの基本的なしくみを理解する方がはるかに大事だとわかりやすく説く。
目次
はじめに―がんの真実を求めて40年(縦割り主治医制度の弊害を痛感;アメリカ留学で学んだこと ほか)
1 死因はがんではなくがん治療(がんに関する誤った通説と放置療法;胃がんの外科医でもあったBさんの選択 ほか)
2 がんの転移と浸潤のしくみ(「本物のがん」と「がんもどき」のちがい;「がんもどき理論」への批判に答える ほか)
3 患者よりも医者のための“最新”治療(がん手術の歴史;リンパ節郭清のまやかし ほか)
まとめ―日本のがん治療の現状と将来(歪められた「がん告知」;抗がん剤産業のインチキ ほか)
著者等紹介
近藤誠[コンドウマコト]
1948年生まれ。近藤誠がん研究所長。元慶應義塾大学医学部講師。73年、慶應義塾大学医学部卒業。同年、同大学医学部放射線科入局。79~80年、米国へ留学。83年より専任講師。がんの放射線治療を専門とし、乳房温存療法のパイオニアとして知られ、これまでのがん治療のあり方に根源的な疑問を投げかけている。2012年第60回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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