文春新書<br> 太陽に何が起きているか

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文春新書
太陽に何が起きているか

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166608881
  • NDC分類 444
  • Cコード C0244

出版社内容情報

太陽に異変が起きている。黒点の数が減り、磁場の様子もおかしい。観測衛星ひのでプロジェクト・リーダーが最新情報と地球への影響を語る。

内容説明

太陽の様子がどうもおかしい。11年の周期が長期化し、ここ20年の間には黒点数も減少。これらは何を意味するのか?2012年1月、太陽の4重極構造の兆候をとらえた観測衛星「ひので」の最新データから、人類にとって最も身近な存在、太陽の謎に迫り、地球への影響を考える。

目次

第1章 太陽の異変(ガリレオの黒点研究;黒点数の増減 ほか)
第2章 太陽は磁場の星(10センチで考える太陽の構造;光子と満員電車 ほか)
第3章 「ひので」が見た太陽(光と温度;光の吸収と放出 ほか)
第4章 衛星開発の現場(最も信頼できるパートナー;挫折 ほか)
第5章 太陽活動と地球環境(太陽活動の低下と磁場はどう関係するのか?;4重極構造と磁場 ほか)

著者等紹介

常田佐久[ツネタサク]
1954年生まれ。東京大学理学部天文学科卒業、東京大学大学院理学系研究科天文学専門課程博士課程修了(理学博士)。日本学術振興会研究員(宇宙科学研究所)、東京大学東京天文台助手、東京大学理学部天文学教育研究センター助手、助教授を経て1996年より国立天文台教授。ひので科学プロジェクト長、先端技術センター長、JAXAひのでプロジェクト・コマネジャー。2010年林忠四郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

56
太陽の研究の最前線が詳しく書かれていてわかりやすかった。今後の太陽の活動に注視したい。2013/02/14

ホームズ

25
太陽の活動が弱くなっていると言う話は何年かまえに聞いたけどそれっきり何も無かったな~。黒点の無い状況下が一年近くあったりすると確かに心配にはなるな~。全体的には楽しめるとは思うけど途中からちょっと素人には分かりにくい内容になってしまったのは残念。細かい説明よりも今の状況と過去の対比とか専門的な知識無しでも分かる内容にしてくれたほうが良かったかな。2013/10/02

たー

24
一番身近な恒星である太陽ですら、まだまだわかってないことだらけなんだなぁ…2013/04/18

文章で飯を食う

9
すでに読んでいるのに気づかずに再読。普通は途中で気づくものだが、今回は読書メーターに登録する時に気づいた。やれやれ。しかし、それだけ面白く読めた。単純な核融合炉だと思っていたら、強烈なダイナモの星なんだな。次の太陽観測衛星に期待しましょう。2016/10/21

文章で飯を食う

9
ダークマターやダークエネルギーとかが盛り上がっている間に、太陽についても、こんなにすごいことになっているとは。もしかしたら、太陽は活動低下の時期に来ているのかも。温室効果ガスと打ち消しあって、ちょうどいいとは行かないかしら。2013/06/10

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