文春新書
ビジネスパーソンのための契約の教科書

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166608348
  • NDC分類 324.52
  • Cコード C0234

出版社内容情報

ユーチューブの利用など、海外企業と直接「契約」する機会も増えた。国際メディア契約の第一人者による、実例満載の契約入門書。

内容説明

契約交渉は古来、日本人が最も苦労してきたところだ。国際化が進み、今は企業も個人もネット上で海外企業と情報のやりとりをする時代。現代ビジネスに必須の契約マインドの身につけかたを、国際コンテンツ契約の第一人者が伝授する。

目次

第1章 我われは「契約交渉」が苦手なのか?(「負け」続ける国際交渉;クールジャパンの「寒い」現実 ほか)
第2章 日本が直面する契約問題の最前線(国際メディア契約が危ない;情報化・多様化する社会と、国内ビジネス契約 ほか)
第3章 契約とは何か(ビジネスや社会を動かすさまざまな契約;口約束も契約?「契約自由」という原則 ほか)
第4章 契約書入門(「契約書」「協定書」「覚書」はどう違うのか;「仮契約」は存在しない ほか)
第5章 日本と日本人の「契約力」を高めるために(三つの、あまり新鮮味のない黄金則;「契約力=対話力」の養成を)

著者等紹介

福井健策[フクイケンサク]
弁護士(日本・ニューヨーク州)/日本大学芸術学部客員教授。91年東京大学法学部卒。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)など経て、現在、骨董通り法律事務所代表パートナー。think C世話人、国会図書館審議会ほかの委員・理事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

12
前半では日本人の契約に対する意識について記しています。現在、商取引も国際化しており、思考基盤の異なる民族との取引においては、お互いの意思疎通を十分に図り、且つ自己に不利の無いよう契約する必要がありますが、日本人は契約という行為を「形式的なもの」と捉えている、と喝破なされています。約款をよく読まずに「同意する」にチェックしてしまったこと、貴方もあるのでは?今後の国際化時代を見据え、正しく「契約」できる人間でありたいと思います。業務上においては既に了知の内容でしたが、私生活においても気を付けたいと思いました。2016/05/03

miyatatsu

11
日本人で知的財産権などの知識を持っていれば、圧倒的に優位な立場になることができることを知ることができたのは本当に良かったのかなと思います。2018/11/28

よしよしニャンコ

10
堅そうなタイトルに反して面白かった。ネットの普及と国際化が進み、個人対個人や国をまたいでの契約が増えていく現代において、本書は成年者の必読書だろう。当たり前といえば当たり前だが、契約書というのは、自分にとっていかに有利に、また、災を避けるよう仕向けられるかを左右する重要なツールである。決して形式的な手続なんかではないのだ。無料のSNSを利用する際に「利用規約に同意する」をクリックする行為も契約だ。そしてその利用規約に、自分に不利なことが書いてあったとしたら……。所々でハッとさせられた。2017/03/14

Tomohiro_Y

6
なかなかポイントを絞って書いてあるので理解しやすい。備えあれば憂いなしってとこなんでしょうが、社会人のマナーとしてもっと早く読みたかったです。2016/12/23

えりすこ

6
手軽に読めて、結構ためになる。良いと思います。2016/02/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4406244
  • ご注意事項