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文春新書
天皇陵の謎

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  • サイズ 新書判/ページ数 318p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166608317
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0221

出版社内容情報

古代天皇陵で陵名の天皇が本当にそこに葬られている例はほとんどない。では、誰がそこに眠っているのか? 古代史最大の謎に挑む。

内容説明

神武、仁徳、継体、斉明…葬られているのは別人!?古代天皇陵40基のうち、被葬者が確実に陵名の天皇であるとされているのはわずか数基。では、そこに眠っているのは本当は誰?読売新聞の古代史専門記者として天皇陵の謎を追究してきた著者が、この難問に挑む。

目次

序章 天皇陵とは何か
第1章 実在しない天皇にも墓が…
第2章 国を肇めた初代大王の墓
第3章 改造、変造、新造された御陵
第4章 暗殺された天皇のその後
第5章 空前絶後の大陵墓群
第6章 オオド大王の怒り
第7章 方墳の世界と蘇我氏
第8章 王者の陵墓は八角形
第9章 “石の女帝”の不思議な夢
終章 日本の誇りのために

著者等紹介

矢澤高太郎[ヤザワコウタロウ]
元読売新聞文化部記者。1947(昭和22)年、栃木県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。考古学、古代史、文化財担当記者として、85年から23年にわたり、国内外の遺跡、遺産の発掘、発見の報道に従事。古墳と陵墓問題のほか、近代日本の建築と土木遺産、世界遺産の諸問題などの取材にも力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

22
持統天皇までの古墳について被葬者の真偽、邪馬台国や倭の五王など古代史の謎、保存に関する問題提起など古墳に関する多岐に渡る話題を展開。筆者は元新聞記者で学者ではない。なので、所説を紹介しながらの持論展開である。公平とは言い難いが自分の意見に信念を持っている点は好意的に読める。被葬者の取り違えについて実際にそこに埋葬されてなくても墓として祈りをささげることはできるという宮内庁の言い分は分かるけど、ほぼ間違いなく天皇陵だと思われるのに公園になってたり、もっと雑に扱われてたりする現状はどうにかしたほうが良いのでは2021/08/12

Tomoichi

17
元新聞記者による最新天皇陵研究を紹介。結論としては天皇陵は謎だらけ(笑)宮内庁批判やちょくちょく出る嫌いなタイプの研究者批判は鬱陶しい。新聞屋だってたいがいやんけって突っ込みたくなる。一番残念なのは著者の意見や見解がなく色んな意見がありますになっていること。読んでいる途中は多々不満がありましたが、「終章 日本の誇りのために」を読むと著者を見直してしまいました。私としてはなぜ天皇陵が放棄された状態で江戸時代末期まで来てしまったかということが一番謎です。2017/03/29

おいさん

16
飛鳥や纒向など、よく訪れる場所が出てくるのが嬉しい。記者の目線で書かれているので、浅学な自分でもわかりやすい。一つでも多く天皇陵を巡りたいと思います。2021/09/14

fseigojp

14
倭の五王時代に前方後円墳が普及し薩摩から新潟・宮城まで普及した 多分製鉄技術の確立が関係している2020/02/13

すいへい

13
新聞記者さんが書いた歴史本。学者さんの本は難しいし、歴史ミステリー的なのもうさんくさいし、と思っていたので、ちょうどいい塩梅にわかりやすい本だった2023/10/22

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