文春新書<br> 体制維新―大阪都

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文春新書
体制維新―大阪都

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  • サイズ 新書判/ページ数 257p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166608270
  • NDC分類 318.263
  • Cコード C0231

出版社内容情報

経済の低迷が続く要因は、古い既得権構造にある。大阪府を都に改編し、利権排除、公務員改革を図る──わが国の再生策を論じ合う。

内容説明

「よいことも悪いことも大阪からはじまる」といわれる。経済の低迷、莫大な負債など大阪を取り巻く情勢は日本の縮図ともいえる。橋下徹知事が掲げる「大阪都構想」は、大阪、そして日本改革の切り札となるか―。その全貌を論じ尽くす。

目次

第1章 大阪の衰退、日本の衰退(堺屋太一)
第2章 なぜ「大阪都」が必要か―対談1(橋下徹×堺屋太一)
第3章 改革と権力闘争―都構想1(橋下徹)
第4章 「独裁」マネジメントの実相―都構想2(橋下徹)
第5章 「鉄のトライアングル」を打ち破れ―都構想3(橋下徹)
第6章 大阪から日本を変えよう―対談2(橋下徹×堺屋太一)

著者等紹介

橋下徹[ハシモトトオル]
1969(昭和44)年、東京都生まれ。88年大阪府立北野高校卒。第67回全国高校ラグビー全国大会出場、ベスト16。94年早稲田大学政治経済学部卒業、司法試験合格。97年弁護士登録。98年橋下綜合法律事務所開設。その後テレビ等でコメンテーターとして活躍。08年大阪府知事就任

堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935(昭和10)年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。70年の日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。78年退官、執筆・講演活動に入る。98年7月から2000年12月まで経済企画庁長官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

81
著者が大阪府をよくしたいという気持ちが伝わった。しかし全国に都構想は必要ないので他府県の国政選挙に打って出るのは辞めて欲しいなと思う。2012/04/30

Willie the Wildcat

42
「都構想」。根底に、日本への憂い。そして、海外を見据えた”拠点”作り。外政と内政。前者が中央と地方、後者が府と市町村。選択と集中。広域vs.基礎。同感。大阪市政は確かに若干異質性を感じる。一方、府知事時代の成果の客観性に欠ける点も、橋下氏への誤解・先入観の根源かもしれない。橋下氏自身の(時に)挑発的な言動、そしてそれを煽るかのようなメディア。結果、狭間で埋没する既成政党・・・。委ねられる府民・市民も傍迷惑かもしれない。票(府・市民の気持ち)が形となるか!様々な意味での試金石の今後に期待。2014/04/05

James Hayashi

34
橋下氏は当時大阪府知事。平松大阪市長と対立し、知事を辞職し市長に立候補当選。日本には東京という自治しかなく、未来への布石を打つ為、大改革を行う構想を抱いていた。大阪は入れ物としては小さいが、人口といい予算といい大きなものを持つ。しかし市と府でダブっているものが多く効率の悪さが目立つ。松井氏とのタッグでどう変わったのか追ってみたいが、今後の橋下氏の政治活動も気になる。中央集権で成り立ってきた戦後日本だが、時代の変化に対応するには道州制(は疑問)地方主権を進めていかなくては。2019/10/24

Lee Dragon

26
近々、橋下さんの講演を聞くために予習。目標を達成するために手っ取り早い方法は環境を変えること、システムを変えること。我々がアメリカに住むことになったら、否が応でも英語を話すし、必死に勉強しようとする。橋下さんは、政策でこれをやるアレをやると言うのではなく、仕組みを変える、つまり環境を変えてしまうことを構想していたのである。一人が見れるはずもない膨大な業務を扱っている各種人々、中央集権国家を大阪から変えていきたいと望んでいたんでしょう。出来る人はリスクをとって前に進む、カッコいいと思います。2017/11/14

佐島楓

21
橋下氏のことを色眼鏡で見ていたなあと痛感。大変失礼いたしました。かなり大きなビジョンを抱いて都構想を持っているのだなと理解できたし、そのための布石を着々と打ってこられたのもなかなか凄いと感心しました。東京人としては大阪の行政システムがこんなに東京と違うのかとも驚いたのもあります。組織マネジメントが機能しない民主党はだめだというところでは大きく首肯。頑張っていただきたいです。2011/12/19

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