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文春新書
名セリフどろぼう

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166607969
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

倉本聰、向田邦子、山田太一……テレビの黄金期を彩るドラマのセリフを引用しながら超一流の読み物に仕上げる名人技の感動、再び。

内容説明

読書家の間で反響を呼んだ「名文どろぼう」に続き、今回“どろぼう”されたのは懐かしいテレビドラマのセリフたち。倉本聰、向田邦子、山田太一…お茶の間を熱くさせた言葉を引用しながら超一流の読み物に仕上げる名人芸の感動、再び。名セリフが10倍味わい深くなる驚きの文章術。

目次

挨拶(あ)―倉本聰『前略おふくろ様』
飲食(い)―市川森一『傷だらけの天使』
嘘(う)―山田太一『早春スケッチブック』
NHK(え)―倉本聰『6羽のかもめ』
女心(お)―向田邦子『家族熱』
顔形(か)―井沢満『夜に抱かれて』
奇蹟(き)―小山内美江子『3年B組金八先生』
靴(く)―向田邦子『冬の運動会』
景観(け)―倉本聰『北の国から’89帰郷』
CM(こ)―山田信夫『三十秒の狙撃兵』〔ほか〕

著者等紹介

竹内政明[タケウチマサアキ]
読売新聞の看板コラム、「編集手帳」6代目執筆者(2001年~)。数ある新聞コラムの中でも「編集手帳」は読書家の間で、当代随一の面白さと定評がある。1955年(昭和30)年、神奈川県横浜市生まれ。北海道大学文学部哲学科(宗教学専攻)卒業後、読売新聞入社。論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

銀河

28
世代の違いを感じた。名セリフと紹介されている作品を観ていない。山田太一、倉本聰、向田邦子、市川森一…。だから名セリフの部分だけで胸を打つことはないが、その後の筆者の解説はとてもよかった。「老人」が一番じーんときたかな。「俳句」「連れ合い」も好き。うまいこというねぇ!って笑ってしまう話もいくつか。でも一番心に残ったのは「今までに、私をフってくれた人たち、ありがとう。おかげでこの息子に会えました。」 結局親子ものに弱い私だった。2011/10/14

pia

8
竹内さんってどれだけの引き出しを持ってるんだろう。頭の中が覗いてみたい。私も気に入った文章を書き留めたりはするけど、端から忘れていくんだけど…。自分の頭に悲しくなる。登場するドラマも映画も、古くてほとんど知らなかったけど、やっぱり私は竹内さんの文章が大好きだなぁと思った。2020/11/15

KAZOO

7
前著の「名文どろぼう」とは異なり今度は名セリフということでさまざまな話し言葉の印象に残ったものを解説してくれています。映画やテレビなどに出てきた言葉をえりすぐっています。やはり短文の名文を書くこの著者は、ちょっとしたことにも気を付けているということがよくわかります。2013/10/17

メガネ

5
「名文どろぼう」に続く新作。 落語の粋からドラマの名シーンまで引用し、「編集手帳」筆者ならではの味わい深いコラムを楽しめた。「恋が着せ、愛が脱がせる」は下品じゃない色気があって、しかも妙に納得できる。(笑)2011/02/27

ギルヲ

4
倉本聰さん、向田邦子さん等、名脚本家によるテレビドラマの台詞を題材にしたエッセイ集。楽しく読みました。しかしなんと言うか、新聞社の人の文章って、上手いんだけどどうしょうもないオヤジ臭さがあってちょっと嫌いです(笑)。2020/03/31

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