文春新書
地球温暖化後の社会

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606832
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C0240

内容説明

極論すれば、地球が温暖化していようがいまいが「温暖化対策」は必要だ。脱・化石燃料が実現できなければ、人類に未来はない。科学的データに基づく20の論点から、温暖化との正しい付き方を説く。

目次

序章 暑さでバタバタ人が死ぬ!?(なぜIPCCの報告書を読むのか;世界を襲う大異変 ほか)
第1章 地球温暖化とは何か(暑いと温暖化の影響だと騒がれるのに、寒くても話題にならないのはなぜ?;地球はすでに温暖化している? ほか)
第2章 温暖化は避けて通れない(温暖化対策は経済にどのような打撃を与えるのか?;温暖化対策はエネルギーの安定需給につながる ほか)
第3章 昔に戻れる道はない(社会はどのように変化するか;快適エコ生活の方程式 ほか)

著者等紹介

瀧澤美奈子[タキザワミナコ]
東京理科大学理工学部物理学科卒業後、お茶の水女子大学理学研究科物理学専攻修了・修士。一般企業を経て科学ジャーナリストに。文部科学省科学技術・学術審議会「地球観測推進部会」臨時委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けろりん

53
気象庁がまとめた統計によると、今年6月から8月は、過去126年間で最も暑い夏になったという。平均気温は平年と比べ1.76度上昇。地球温暖化が気温をより高めた可能性があると指摘されている。そもそも地球温暖化とはどういった現象なのか。本書によると、気温が年を通して嵩上げされた状態を言うとのこと。その原因としては、人為起源の温室効果ガスの増加による可能性が高く、二酸化炭素は人為的に改変出来る最も重要な温室効果ガスであると、気温変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書を基に、脫・化石燃料の必要性を説いている。2023/09/13

みくろん

0
地球温暖化に関して初学者でもわかるように丁寧に書いてあった。 しかし表とデータがページ跨ぎであったりして見辛さが感じられた。2014/09/28

ととむ

0
実効性はない(かもしれない)けどそうした心がけで世界は変わる!みたいな。うさんくせえな。今日日環境問題をLCAで語るのは当たり前。ちと性善説によりすぎ。2012/12/15

〆さば

0
とっつきやすい地球温暖化問題の入門書。地球温暖化をめぐる議論についてよく整理されている。2012/09/01

ustam7

0
温暖化の概要を説明した後、行政・企業・消費者がそれぞれどうすべきかを論じている。その中で、環境保護を実現するためには経済との両立が不可欠であり、またエコバックやバイオ燃料などを例に挙げ、取組みの生産から廃棄までにどれくらいエネルギー・環境に負荷をかけているかを総合的に考えないと意味がないとした。_____  自然・社会科学の分野を問わず多角的な視点から書いてあり、環境問題の全体像をつかめてとても勉強になった。「環境に配慮したいけど、経済的に損はしたくない」という心理のもと、対策案はすごく現実的で良かった。2011/09/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/138713
  • ご注意事項