文春新書<br> 断る力

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文春新書
断る力

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  • サイズ 新書判/ページ数 295p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606825
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

人に無理に合わせようとすると、組織もあなたも疲弊する。「自分の軸」を持ち、生産的な提言や交渉を行う好循環をつくる変革の書。

◎私が今、タイムマシンに乗って20代後半の自分にたった一つのアドバイスをするとしたら、「『断る力』を一刻も早く、身につけること」と言うでしょう。実際、私が「断る力」、英語にすると「Say No」、すなわち相手の言いなりにならずに拒否をする力を身につけることができたと確信したのは、34歳で初めての離婚をしたときからだと思います。そして、その時から、私の世界はドラスティックに変わりはじめました。

内容説明

この本では、「断ること」をしないことが、いかに私たちの生産性向上を阻害し、成長を阻害し、ストレスをためるかということを説明していきます。そして、どうやったら「断る力」を身につけることができるのか、その訓練方法を含めて具体的に説明をしていきます。

目次

第1章 総論「断る力」の圧倒的な効用を理解する(「断る力」がない人たちは自己主張ができない人たち;「断る力」がないと「2ちゃんねる」で不満をぶちまけてしまう ほか)
第2章 ホップ 自分の揺るぎない軸を持つ(自分の責任を持てるのは自分だけ;ビートたけしさんの「毒舌」の正体とは? ほか)
第3章 ステップ 相手への建設的な影響力を発揮する(「空気」を読んだ上で無視できる力をつける;「影響の輪」を常に意識しよう ほか)
第4章 ジャンプ 「断る力」で、自分と周囲の好循環を作る(「断る力」を身につけると、人間関係が目に見えて変わる!!;人との関わりの中で「自分の軸」が革新していく ほか)

著者等紹介

勝間和代[カツマカズヨ]
1968年東京生まれ。経済評論家、公認会計士。早稲田大学ファイナンスMBA、慶応大学商学部卒業。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程在学中。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。内閣府男女共同参画会議議員。ウォール・ストリート・ジャーナル「世界の最も注目すべき女性50人」選出。エイボン女性大賞(史上最年少)。第一回ベストマザー賞(経済部門)。ブログも日々更新中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

159
初勝間本。思ったよりも常識的なことが書かれていた。しかし断る力はどのタイミングで付けていくのかが難しい問題だ。2011/01/18

みゃーこ

114
断ることに対するネガティブなイメージは日本人特有の成育環境から来る思考形態であることを認識し、まず断ることに対する肯定的な側面を説明しパラダイム変換を図ること。断るという主体的意思表明をするためには、自分の得意不得意を自己覚知しておく必要があることが分かってくる。自分の得意分野に全エネルギーを注ぐためにも不得意分野を切り捨てて行く。結果として相手との関係性が「WIN-WIN」になる。即ち互いに活かし補い合う関係だ。ことほどさように「断る」という行為は成熟した自己認識と思想が必要だった。難しいわけだ。2013/02/06

月讀命

95
強い。勝間さんは強すぎる。人間、コモディティー(汎用品)、ゼネラリスト(一般社員)にはなるな。自分の得意分野を磨き、極め、何事においてスペシャリストになれ。自分の得意分野に全エネルギーを注ぐためにも、不得意分野を切り捨てていく。断っていく。そして比較優位な自分を作ることが成功に継ると読んだ。私の様なただのの凡人が、全てを断っていたら、自営業なら仕事は来なくなる。会社員ならクビになるのは必然。自分自身を極め、人間の軸が完成し、それなりの立ち位置が決まった勝間さんだから言える話であり、それからの処方である。2010/07/10

ジェンダー

73
自分の意見を持ち主張をするのは大事だと思うけれどいかに相手に嫌がられずに言うのは難しいと思う。ただそれをコミュニケーションと捉えればまた違って少しずつやってみようと思う。そうする事でまた違った人間関係や新たな発見につながると思う。いろんな関連本を読んで書かれているけれどここまでページをさき噛み砕いて書く必要があるのかと思わない事はないけれどそれだけ今の時代に必要とされているのかもしれない。2014/11/06

mura_海竜

73
ようやく拝読。「読みたい本」で塩漬けになっていた感。サラッと読むことができました。協調性と同調性は異なる。日本人の傾向の一つに同調性がある。良い時もあるけれど悪いこともある。悪いことは、考えなくても良いこと・コミュニケーションが少なくてよいこと。断ることは考えること。自分に責任を持つこと。自分の不得意は触れないで断る。自分の得意を行い、他人の得意にカバーしてもらう。まずは自分を知ること。この本の対照は35歳までの人が対象だけど、40、50でも会社のイエスマンに読んでもらいたい本。2009年の発行。2014/03/28

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