出版社内容情報
「第3次オイルショック」本当の仕掛け人とは?
原油市場で暗躍する投機筋。中国・インドの参入で枯渇する石油資源。激動する資源戦争のなか、果たして日本は生き残れるのか?
日本中が悲鳴をあげている「ガソリン高騰」と「物価高」。なぜ、いまこの時期に、その原因である「原油高騰」が生じたのか? いわく、「石油資源の枯渇」「中国・インドをはじめとする新興国による需要増大」「投機筋の大量資金流入」のため等といわれるが、本当にそうなのか。その実態はいかなるものなのか。たとえば、反米的な非産油国には1バレルがたった20ドル(!)で売られている。本書を読めば、米中の暗闘、各産油国の政治的な駆け引き、さらに投機マネーの黒幕等々――「知られざる石油の世界」が見えてくる。
内容説明
これまで石油の世界を牛耳ってきた「王者アメリカ」「本家・中東」。台頭著しいロシア、中国。アフリカでは採掘を巡って激しい覇権争いが繰り広げられている。誰がこれからの石油世界を支配するのか。誰が原油価格を決めるのか。「知られざる石油の世界」の教科書決定版。
目次
第1章 原油価格高騰の真相
第2章 石油の世界地図の読み方
第3章 原油高騰と金融危機を結ぶ見えざる糸
第4章 石油はいつまでもつのか
第5章 原油埋蔵量データはインチキだ
第6章 原油を巡る「熱戦」のはじまり
第7章 「京都議定書」資源なき日本の失敗
第8章 いかに第四次オイルショックに対応すべきか
著者等紹介
浜田和幸[ハマダカズユキ]
昭和28(1953)年、鳥取県生まれ。東京外国語大学中国科卒業後、米ジョージ・ワシントン大学政治学博士課程修了。米戦略国際問題研究所、議会調査局経済部等を経て現在、国際未来科学研究所主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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