内容説明
事務次官や官邸などを巻き込んだ攻防の末、「女子の本懐」の言葉と共に防衛大臣を退いた著者が、今だからこそ明かせる胸の内を緊急出版。
目次
第1章 いざ防衛省へ
第2章 「ひとり二・二六」とその攻防
第3章 一兵卒として
著者等紹介
小池百合子[コイケユリコ]
1952年兵庫県芦屋市生まれ。エジプト国立カイロ大学文学部社会学科卒業。日本テレビ「世相講談」やテレビ東京『ワールドビジネスサテライト』のキャスターを経て、1992年、参議院議員当選。その後、衆議院議員として活躍。環境大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)、防衛大臣を歴任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由田 忠
13
いま「ご活躍」の小池さん。やはりそれなりのビジョンと将来を見すえる洞察力をお持ちであることがこの本から伺いしることができます。やるなあ、おぬし。英語だけでは不十分なのでアラビア語を学んだとか、北海道と時刻の差が大きいから日本でも時差をもうけるべきとか…ね。2016/11/13
しゅん
12
『女帝 小池百合子』読了後、Kindle Unlimitedにあったので読んでみたが、「無」の日記だった。キャッチフレーズの内容空疎がとにかくずば抜けているし、ガンジーの7つの言葉を弄んでいるのもすごい。「哲学なき政治」は完全にご自身に跳ね返っているのだが、彼女にとってはそんなことどうでもいいに決まってる。どんな空虚な言葉でもそれに惹かれる人がいさえすればいいのだから。しかし、厚顔無恥でいることの不幸さに何を思えばいいのか。2020/06/10
ゆうゆう
6
ガンジーの7つの大罪①哲学なき政治②道徳なきビジネス③労働なき富④人格なき教育⑤人間性なき科学⑥倫理なき快楽⑦献身なき宗教。これはおぼえておきたい。「不都合な真実」を「好都合な真実」にするのが日本のお家芸、そういわれればそうかもしれない。都政でお願いしたい。2017/06/16
マカロニ マカロン
6
個人の感想です:B。初版は2007/10で小池さんが2代目(女性としては初)の防衛大臣を辞めた直後に発行されている。この本は都知事に当選した後、2016/8に6刷で印刷されている。第1次安部内閣の防衛相久間氏が失言問題で辞任した後を受けて、2007/7/4に就任。参議院選惨敗後の内閣改造で、イージス艦機密情報漏洩事件の責任を取る形で再任を固辞し、8/27退任。わずか55日間の防衛相としての行動や思いを日誌のように書き綴られている。 新潟県中越沖地震対応、守屋事務次官の更迭など生々しい内容が書かれていた。2016/09/24
うろん
5
防衛大臣就任から離任までを書いたもの。共感できるところ、興味深い言葉が書かれていた。筆者がショートカットにしている理由に納得。筆者が、武村健一さんの番組のアシスタントをされていた時から知っていたので、カイロ大学出身とか凄いなと思っていた。