文春新書
プレイバック1980年代

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  • サイズ 新書判/ページ数 324p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166605392
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0295

内容説明

バブル崩壊後の不況、日米関係の蜜月と裏腹の中韓との不和…。どこかしら今の時代とつながるあの「八〇年代」が、著者の“カルチャー”体験を交えて、軽快に描き出される。

目次

出発点 1964年
性急で不安な時代 1970年代
首相の死 1980年
「同盟」迷走 1981年
「歴史の復讐」と中曽根の登場 1982年
「ロン・ヤス」時代の幕開け 1983年
オーウェルの予言 1984年
転換期 1985年
大爆発と総決算 1986年
終わりの始まり 1987年
消費税、リクルートと「自粛」 1988年
昭和の終りと冷戦の終焉 1989年
エピローグ 1980年代とは何であったのか

著者等紹介

村田晃嗣[ムラタコウジ]
1964年兵庫県神戸市生まれ。同志社大学法学部卒業。茶道部中退。神戸大学大学院法学研究科博士課程修了(政治学博士)。この間米ジョージ・ワシントン大学留学、ホワイトハウス近くに在住(ただし招待されたことはない)。読売論壇新人賞・優秀賞受賞。著書に『大統領の挫折』(アメリカ学会清水博賞・サントリー学芸賞受賞)、『アメリカ外交』、『戦後日本外交史』(共著、吉田茂賞受賞)等がある。朝日放送番組審議会委員。京都経済同友会特別会員。同志社大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きさき

14
★★★★☆:勉強になった。中曽根さんって結構できる首相だったんですね。大阪万博と三島事件が同じ70年にあったとはびっくり。あと、青函トンネルと瀬戸大橋が同じ88年に開通したというのもびっくり。2018/02/15

たくのみ

10
格安スマホCMで話題の1980年代。ボディコン、ディスコ、ボーイズ&ギャング…うーん、そんな薄っぺらだったかな?そう思いながら再読しました。現役総理の死、日米同盟強化、民営化、自民圧勝…実は2000年代と重なる政治のキーワード。ゼンコーフー、なんクリ、夕暮れ族、漱石の新札、チェルノブイリ、そして昭和の終焉と手塚の死。混沌と痛みが入り混じった時代、懐かしく思い出しました。2016/07/20

雲をみるひと

8
2006年に書かれた1980年代の年代記。出来事の列記と主要な出来事の背景説明に紙面を割いておりリアルタイムを知る世代は懐かしさを感じると思う。作者の半生と照らし合わせた箇所以外でもう少し総括的記載があっても良かったとも思うが…2019/07/27

Haruka Fukuhara

3
正義は人の数だけあると言われるが、歴史も人の数だけあるのだろうと思った。1980年代を中心に、著者なりの歴史を振り返った一冊。自分なりに生まれた前後からこれまでの歴史をこの本に倣って編んでみると面白いかもしれない。2017/01/30

ルミー

2
80年代について1年ごとに記述がある。若干総花的な印象を抱いた。政治史・国際関係史が充実している。今と比べると地震も原発事故も不景気も倒産も少子化も介護も老朽化もなーんもなくて、めっちゃ羨ましいなあ。当事者は大変なんだろうけども。2021/10/13

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