文春新書
おくのほそ道 人物紀行

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166604609
  • NDC分類 915.5
  • Cコード C0295

内容説明

若葉の萌えいづる日光、那須の野をわたる風。月の松島、雨の平泉。山寺の蝉も鳴きやむ夕暮れ、雲流れゆく月山、若狭の浜に散る萩の花…。芭蕉の旅にあこがれ、同じ道程でみちのくをたどった、練達の筆による紀行エッセイ。芭蕉と曾良の会話が現代文で生き生きとよみがえり、彼らが旅の空で出会った人々との交流が、情趣豊かに描かれます。芭蕉の知られざる一面を発見し、数々の名句に新たな味わいを見出せる、旅行のお供にも必携の一冊。

目次

深川・千住・室の八島
日光・那須野
白河の関・阿武隈川・須賀川
安積山・黒塚・しのぶの里
飯塚・笠島・武隈の松
仙台・おくのほそ道・多賀城・末の松山
塩釜・松島
石ノ巻・平泉・尿前の関
尾花沢・立石寺・大石田
出羽三山・鶴岡・酒田
象潟・村上・今町
市振・那古・金沢・小松
山中・全昌寺・吉崎
福井・永平寺・敦賀・大垣

著者等紹介

杉本苑子[スギモトソノコ]
1925年東京生まれ。文化学院卒。62年『孤愁の岸』(講談社)で直木賞、78年『滝沢馬琴』(文藝春秋)で吉川英治文学賞、86年『穢土荘厳』(文藝春秋)で女流文学賞をそれぞれ受賞。87年紫綬褒章受章。95年文化功労者に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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高橋 (犬塚)裕道

7
星2.5。「奥の細道」の芭蕉の足跡を追って「奥の細道」を解説刷る紀行文。可もなく不可もなし。2019/12/14

長堂丑之助

0
作家の奥の細道訪問のなんだかなあ度合い よくある企画だ。作家なら芭蕉とまではいかずとも曾良くらいには俳句を読むならわかるが、単に足跡をたどる出版社接待旅行っぽい。森村誠一は徒歩でやってみたりしているけど、途中から電車でかえってはまた出掛けで、追体験と言いがたい。 やるならやるで馬の尿する枕元など再現できるものは再現して一句読むなり、足跡をたどる旅行と芭蕉研究ん十年の成果を本にするのでなきゃ、読む価値は低いと思う。

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