文春新書
がんというミステリー

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166604470
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0247

内容説明

近代医学にとってがんは謎のかたまりだった。一体何が原因か?なぜ増殖を続けるのか?医学者らは目の前の患者を救う一方で、その正体を知ろうと奮闘した。かくて臨床治療と病理研究が絡み合いつつ進展し、今、救命率は向上、謎の多くが解明されようとしている。その謎ときの百年余の歴史をたどった本書は、さながらミステリー小説を読むがごとくスリリングかつエキサイティング。むろん筆は現在の最先端治療、がんの最新像にまで及ぶ。

目次

がん発生は局所から
「魔法の弾丸」を求めて
人工がんをつくり出す
外科手術の近代化
化学療法のパイオニア
毒ガスから生まれた抗がん剤
新時代を開いた吉田肉腫
抗がん抗生物質の誕生
進みゆく三大治療法
免疫療法登場す〔ほか〕

著者等紹介

宮田親平[ミヤタシンペイ]
1931年、東京生まれ。東京大学医学部薬学科卒。出版社勤務のあと、日本医学ジャーナリスト協会会長を経て現在名誉会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。