文春新書
企業再生とM&Aのすべて

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166604425
  • NDC分類 335.4
  • Cコード C0233

内容説明

バブル期の放漫経営のツケにあえぐ企業を破綻から救うのが企業再生のシステムである。今やこのための法制度も整備され、また近年、成長戦略として脚光を浴びるM&Aはその強力な武器でもある。弁護士として第一線で取り組んで来た著者が、私的整理と法的整理の両面から豊富な具体例を交えて、企業が再生に向かう仕組みを分かりやすく説いた本書は、産業再生機構を活用したケースなどにも触れ、更には、その功罪が注目されるM&Aの手法も詳しく紹介して、経済の最先端の実情を描く。

目次

1 今なぜ企業再生なのか(戦後日本の経済スタイル;企業を支える「ヒト」「モノ」そして「カネ」 ほか)2 企業再生のシステム(企業再生の手法;私的整理 ほか)
3 企業再生とM&A(M&Aの手法;新株発行によるM&A ほか)
4 アメリカの企業再生(アメリカ史上最大の小売業者(Kマート)の倒産
資産超過でも倒産? ほか)

著者等紹介

藤原総一郎[フジワラソウイチロウ]
1966年、岡山県生まれ。88年、司法試験合格。89年、東京大学法学部卒業。91年、弁護士登録。第二東京弁護士会所属。森・浜田松本法律事務所パートナー弁護士。事業再生実務家協会理事。企業の再建や倒産処理、M&Aを数多く手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

21
経営状態の悪い会社をどうやって再生するか様々な手法を紹介する。私的整理、法的整理、民事再生、産業再生機構といろいろあり、新聞に書かれたことの意味も本書で随分わかるようになった。M&Aも単なる合併の手続きかと思っていたが、会社再生の一手として使えるとあり、なるほどと思った。2017/01/23

アルカリオン

9
執筆協力者として若手弁護士9名が挙げられている。著者は半ば名義貸しかな。読みやすいのだが経済週刊誌的であり、あまり勉強にはならない。あと、一般向け書籍とは言えこのトピックの本において「ハイリスクハイリターン」を「いちかばちか」の意味で繰り返し使っているのには辟易した。2024/03/28

nekozuki

0
新書で事業再生ビジネスについて学ぶために読んだ一冊。ただ、この本含め、出版年が古いのがいただけない。法律は頻繁に変わるので、すでに本書の枠組みから大きく変わっているような気もする。2013/11/01

やご

0
日本の企業再生システム、特に法制度に関係する部分を中心に取り上げた解説書。参考用に一部アメリカの事例も紹介されています。 (続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/0063.htm2007/02/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/250488
  • ご注意事項