文春新書<br> フランス7つの謎

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文春新書
フランス7つの謎

  • 小田中 直樹【著】
  • 価格 ¥913(本体¥830)
  • 文藝春秋(2005/02発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 197p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166604272
  • NDC分類 302.35
  • Cコード C0222

内容説明

2004年、一つの法律がフランスを揺るがせた。宗教の信仰を強調するシンボルを、公立学校内で着用することを禁じた法律に対し、イスラム系移民が自分たちを標的にしていると猛反発、過激派がテロを予告する騒ぎとなったのだ。「自由・平等・友愛」がモットーであるはずの国で、なぜこのような法律ができたのか。その理由は、革命によって生まれたフランスという国の根本原理にかかわっていた―ニュースを見ていて感じた疑問を、フランスの歴史・文化の理解へつなげる、面白くてわかりやすい歴史学入門。

目次

はじめに フランスは謎である
第1の謎 なぜ政教分離をめぐって延々と議論が続くのか
第2の謎 なぜいつでもどこでもストに出会うのか
第3の謎 なぜ標識がバイリンガル表記なのか
第4の謎 なぜマクドナルドを「解体」すると拍手喝采されるのか
第5の謎 なぜアメリカを目の敵にするのか
第6の謎 なぜ大学生がストライキをするのか
第7の謎 なぜ美味しいフォーやクスクスが食べられるのか
おわりに フランスの歴史、日本の現在

著者等紹介

小田中直樹[オダナカナオキ]
1963年生まれ。東京大学大学院経済学研究科単位取得退学、博士(経済学、東京大学)。東京大学社会科学研究所助手などを経て、東北大学大学院経済学研究科教授。専攻はフランス社会経済史
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rokubrain

13
仏日文化比較への入門。 フランス人の”心性”を知るのに面白く、ためになった。 謎解きという方法論がいいですね。 我々多くの日本人の常識で、フランス人たちのどこにギャップを感じるのか? 「不思議な」彼らの行動の背景には何か?があったのか、今から過去へ歴史を探っていく。 ロジックの歴史で積み上げきた文化の重さを感じます。 というと、息苦しく感じそうだが、実際はその反対。 事の軽重が全然違うんだろうな。 C'est La Vie2019/09/01

ミズグ

6
読みやすいしわかりやすい。 頭のいい人の書いた文章って感じ。2022/05/27

さゆき

5
読みやすい。同じ政教分離政策でも、「政治は宗教に干渉しない」日本と、「宗教は政治に干渉しない」フランスの違いが興味深かった。各項目で日本との比較や著者の経験を織り交ぜてあるので非常に分かりやすい。2016/07/14

うえ

5
「1980年代の日本では…フランスよりも日本で有名な現代思想家が出現したりするとかいった、不思議にして興味深い事態が生じました」「対立に勝利したのはマルクスたちでした。1872年、協会はバクーニンたちを除名します。これ以後…社会主義運動では基本的に「社会主義社会でも、管理するものとされるものが存在する」という考え方が主流を占めました」「フランス革命の原因については様々な説がありますが、重要な原因の一つは財政難」2016/04/30

void

2
【★★★☆☆】「政治は宗教に口を出さない」という日本と、「宗教は政治に~」というフランス。宗教・スト・中央-地域、対米、階層社会エリート、「自由・平等・友愛」と植民地、など7つの謎を歴史に問いかけながら紐解く軽めの本。氏の本はやはり平易で、革命的サンディカリスム・労組・社会主義・個人主義などの違いもわかりやすく日常的な事柄だけでなく専門的な話で勉強になる記述も多い。欧州統合が国土の広い対米感情に基づくという部分は眼から鱗。読書案内も豊富なうえ、一般書らしい初学者への配慮がよくなされている。2012/10/11

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