出版社内容情報
定期券、貯金通帳から病院のカルテまで、最先端技術をもってすれば一元管理など実に容易なのだ。いま甦る国民総背番号制度の悪夢
内容説明
国民一人一人にICカードを携行させ、生活のすべてをコンピュータで一元管理しようとの政府計画が、密かにすすめられている。いま甦る国民総背番号制度の悪夢。その後の技術の発展が自動改札定期券、預金通帳、病院カルテなどの統合・集約を可能にしつつあるのだ。しかも若年層を中心に、管理されることに慣れきった人びと―。人間の尊厳を守るために、いま何を知り、何をなすべきなのか。
目次
第1章 再び浮上した納税者番号
第2章 住基ネットワークという網
第3章 なぜ国民総背番号なのか
第4章 人間を市場と見なす価値観
第5章 技術が人間を追いつめる
第6章 人間が人間であるために