僕が死んだあの森

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  • サイズ 46判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163913773
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

6歳の子を殺してしまった少年。遺体を森に埋めて罪を逃れたが、やがて森の開発計画が。仏文学界の鬼才が放つ傑作犯罪サスペンス。

内容説明

母とともに小さな村に暮らす十二歳の少年アントワーヌは、隣家の六歳の男の子を殺した。森の中にアントワーヌが作ったツリーハウスの下で。殺すつもりなんてなかった。いつも一緒に遊んでいた犬が死んでしまった悲しみと、心の中に積み重なってきた孤独と失望とが、一瞬の激情になってしまっただけだった。でも幼い子供は死んでしまった。死体を隠して家に戻ったアントワーヌ。だが子供の失踪に村は揺れる。警察もメディアもやってくる。やがてあの森の捜索がはじまるだろう。そしてアントワーヌは気づいた。いつも身につけていた腕時計がなくなっていることに。もしあれが死体とともに見つかってしまったら…。じわりじわりとアントワーヌに恐怖が迫る。十二歳の利発な少年による完全犯罪は成るのか?殺人の朝から、村に嵐がやってくるまでの三日間―その代償がアントワーヌの人生を狂わせる。『その女アレックス』『監禁面接』などのミステリーで世界的人気を誇り、フランス最大の文学賞ゴンクール賞を受賞した鬼才が、罪と罰と恐怖で一人の少年を追いつめる。先読み不可能、鋭すぎる筆致で描く犯罪文学の傑作。

著者等紹介

ルメートル,ピエール[ルメートル,ピエール] [Lemaitre,Pierre]
1951年、パリ生まれ。文学の講師などを経て、2006年、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第1作『悲しみのイレーヌ』でデビュー。同シリーズ第2作『その女アレックス』で英国推理作家協会賞を受賞、日本でも「本屋大賞 翻訳小説部門」「このミステリーがすごい!」などで1位となり、60万部を超えるベストセラーに。第一次世界大戦を背景とした三部作第1作『天国でまた会おう』でゴンクール賞を受賞

橘明美[タチバナアケミ]
1958(昭和33)年、東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。英語・フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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