内容説明
「週刊文春」で大反響を呼んだ連続対談がついに書籍化。「コロナは日本を変えるチャンスだ」―歴史を深く知る二人は冷静だった。人類はこの災厄をどう克服すればいいのか。歴史の叡智から導かれた答えがここにある。
目次
第1章 感染症が世界史を変えた―ヨーロッパの人口の三分の一以上が死んだペスト、コロンブスが新大陸に持ち込んだ天然痘などの感染症は人口を激減させ新しい世界の扉を開いた。その歴史を踏まえ、コロナ禍がどう歴史を変えていくのかを展望する
第2章 コロナが変える日本―在宅勤務、リモートワークの増加は、日本社会にどのようなインパクトをもたらすのか。コロナをきっかけに日本をより住みやすい社会にするための処方箋を語り合う。変革のカギは「メシ・フロ・ネル」からの脱却にあった
第3章 コロナと米中激突の行方―コロナに対して人類は一致団結するどころか、米中が対立を深めるなど、連帯よりも分断が目立っている。混迷を深める国際秩序の行方はいかに。歴史を学び、長期的な視野に立ってコロナに対峙することの大切さを説く
著者等紹介
出口治明[デグチハルアキ]
1948年三重県生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命保険創業者。歴史に造詣が深く、「メシ・フロ・ネル」から「人・本・旅」への転換を提唱。著書多数
鹿島茂[カシマシゲル]
1949年神奈川県生まれ。仏文学者。博覧強記を活かして、文学、歴史、書物、映画などを横断する執筆活動を展開。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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