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閉店屋五郎

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163902449
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

閉店屋の五郎は仕事熱心だが、女に惚れっぽいのが玉に瑕。「現代の寅さん」のハチャメチャな活躍を描く、とびっきりの人情小説。

人情ものを書かせたら天下一品の著者が贈る渾身作

閉店屋の五郎は仕事熱心だが、女に惚れっぽいのが玉に瑕。「現代の寅さん」のハチャメチャな活躍を描く、とびっきりの人情小説。

内容説明

閉店屋(倒産した会社や閉める店舗の備品を引き取り、中古で販売する)の五郎は、仕事熱心だが女に惚れっぽいのが玉に瑕。なまじ情が厚いばっかりに、余計なトラブルに巻き込まれてばかりいる。わけあって妻の真由美にも逃げられたが、一人娘の小百合が陰に日向に、ピンチに陥った五郎を助けてくれる。百十五キロの巨体に楽天イーグルスのキャップがトレードマーク。猪突猛進バツイチ男のハチャメチャな活躍を描く、とびっきりの人情小説!

著者等紹介

原宏一[ハラコウイチ]
1954年、長野県生まれ、茨城県育ち。早稲田大学卒業。コピーライターを経て、1997年に『かつどん協議会』でデビューを果たす。2007年には『床下仙人』の文庫版が書店員の熱烈な支持を受けてベストセラーとなり、同年の啓文堂書店おすすめ文庫大賞にも選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

111
一本気で単細胞、女に惚れやすく情に脆い。本作は、閉店した店舗の備品設備を売りさばく「閉店屋」を生業とする、猪突猛進、巨漢バツイチ五十路男が繰り広げる涙と笑いの人情小説だ。女性(特に美人)の頼みは進んで引き受け、余計なことにも首を突っ込んでしまう。赤字覚悟の大出血サービスに走る五郎の手綱を引き締めるのは、しっかりものの娘・小百合。このコンビが実にいい味出してます。この手の「寅さん風」人情話を描くときの作者の筆は、走りが冴える。別れた妻への未練断ち切りがたく、密かに行方を捜す五郎のその後は続編もあるらしい。2019/08/08

ゆみねこ

63
閉店する物件の中古品を買い取り、販売することから「閉店屋五郎」と呼ばれる、バツイチの巨漢五郎。女に弱く人情味あふれる主人公は、閉店するお店のトラブルに関わらざるを得なくなる。サラリと読める作品なので、重い作品の合間に読むにはピッタリの本ですね。ドラマ化したら面白いかも?2015/08/22

yanae

62
知り合いからほっこりじんわり本として紹介してもらう。ヤッさんの原宏一さん作品。中古屋を営む五郎が閉店したお店からの買い取りをする際にゴタゴタに巻き込まれるのをがさつだけど優しい五郎が解決してあげるお話。五郎も昔はやんちゃをして奥さんとは離婚、娘はようやく最近仕事の手伝いをしてもらえる仲にはなるが、女好きは変わらず。ヤッさんみたく、頭のいい感じではないけれど、優しさと勢いで突っ走る五郎とそれを支える仲間たちにほっこり。女好きは何とかしてほしいけど(笑)さらっと読めるお話です。2016/09/01

ぶんこ

49
業務用中古品売買をする五郎さんですが、アコギな商売とは真逆。損ばかりしているのですが、その原因が好みの女性が絡んでばかりなのが残念。人の良さは抜群ですが、妻や娘の立場になったら嫌かな。好みの女性たちが皆まともな人だったのが救いです。2017/05/26

さっこ

45
初読みの作家さん。妻に逃げられたバツイチ中年、五郎さん。義理人情物です。閉店するお店の備品等を買って、商品にする商売をしていますが、依頼に来るのはちょっと訳あり…ということで、下町感の出たハートフルなお話でした。2019/04/21

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