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出訴期限

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163823409
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

悪質なレイプ事件の容疑者を手続きの不備ゆえに放免すべきか? 苦悩する判事を脅迫する謎の人物の正体は? 罪と罰の問題を抉る。

巨匠の放つノンストップ法廷スリラー!

悪質なレイプ事件の容疑者を手続きの不備ゆえに放免すべきか? 苦悩する判事を脅迫する謎の人物の正体は? 罪と罰の問題を抉る。

内容説明

判事ジョージ・メイソンは苦悩していた。世論が厳罰を望む悪質な暴行事件には、法手続き上の穴があったのだ。第一審どおりの刑を科すべきか、あるいは出訴期限の超過を理由に被告人を放免すべきか?裁くことへの苦悩の果てに、メイソンは忘れかけていた自身の暗い記憶と直面することになる…。『無罪INNOCENT』で翻訳ミステリー大賞を受賞したリーガル・サスペンスの巨匠が、またも放った傑作。

著者等紹介

トゥロー,スコット[トゥロー,スコット] [Turow,Scott]
1949年、アメリカ、シカゴ生まれ。スタンフォード大学大学院、ハーヴァード・ロースクールを経て法曹となる。シカゴ地区連邦検察局の検事補を務める傍ら執筆した長編小説『推定無罪』で、87年に小説家デビュー。同作はベストセラーとなり、「リーガル・サスペンス」の古典となった。2010年、『推定無罪』の約20年ぶりの続編となる『無罪INNOCENT』を発表。日本でも絶賛を受け、第四回翻訳ミステリー大賞を受賞した

二宮磬[ニノミヤケイ]
1945年、静岡県生まれ。慶應義塾大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

273
★★★☆☆ トゥローにしてはかなり短くてライトな作品。 主役は『囮弁護士』の語り手だったメイソン。脅迫メールの送り主が誰かというミステリ部分と、過去に自分も悪事を働いた経験があるのに同種の犯罪を裁けるのか葛藤するドラマ部分が並行して描かれていた。 個人的には、どんな凶悪な人間だろうと、適正な手続きで裁かれる権利が憲法上保証されているのだから、悩むまでもなく破棄自判の案件だと思うのだけど?判例法を採用しているアメリカとは法的感覚が違うのか…2022/09/20

mattya

5
レイプ事件が2つ絡んでいますが、、、登場する全ての人に全く感情移入できず。2019/08/03

tom

5
まあ、ボチボチか。犯罪に対する評価と判断、これに関わる法律論。結論に向けてどのような法律の組み立てをするのか、日本であれアメリカであれ、そこのところは同じなんだろうと妙に実感。その意味で、面白い本ではありました。この類の理屈がテーマになった裁判小説というのは、寡聞にして知らないです。法律の専門家がどのようなコメントをするのか、この点にも興味があります。2013/10/23

きくりん

4
終盤、メイソン判事に脅迫メールを送っていた人物が特定された時、ぐさっと胸をえぐられた。善と悪を簡単に二分しない。誰もが罪人になりえる。罪とは、法とは、倫理とは何なのか、葛藤しながら決断していくしかない。2014/02/16

かもめ通信

4
感情論で言うならば極刑でいい!と思うような事件であっても、法律論で考えるとそう簡単なことではない。家族を気遣い、身の危険を感じながら、自分自身の過去とも向き合う。人を裁くということは…メイソン判事は苦悩する。 270ページほどと、トゥローにしては短めの作品ではあるが、中味はぎっしり。 といっても本作の場合は特に、法律の解釈運用を巡る問題にスポットを当てているだけに、スリルよりも思考に重点が置かれていて、ちょっとばかり“通好み”という気がしないでもない。 2013/10/22

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