出版社内容情報
「あめ」「貝のふえ」「よるのみち」など、まどさんの詩と英訳から、喜び悲しみ、さらに生きることについての感動がひろがります。
訳詩集の二冊目は、「にじ」(「Rainbow」)。「たんたん たんぽぽ」「ぼくの花」から「生まれて来た時」まで、二十篇の詩は、「けしゴム」より長く、より抽象的です。
たとえば「うたを うたうとき」は、
うたを うたう とき / わたしは からだを ぬぎます
と始まります。
英訳は、その後を、「I am a soul alone」と受けます。
訳の言葉には、美智子さまの、まどさんの詩、そして世界に寄せる深い深い気持ちが込められています。
ここに安野さんがどんな絵を描いたか?
詩と英訳と絵、重なりながら少しずつずれてゆく三つの要素が、イメージを無限に広げていくようです。
内容説明
皇后美智子さまが選び英訳したまど・みちおさんの奥深い思索。
目次
にじ
ことり
さくらのはなびら
あめ
はっぱとりんかく
うたをうたうとき
エノコログサ
橋
リンゴ
き〔ほか〕
著者等紹介
まどみちお[マドミチオ]
1909年(明治42)山口県生まれ。戦前から詩作をはじめ北原白秋に認められる。戦後、児童書の編集者をつとめた後、創作に専念。1968年(昭和43)の野間児童文芸賞をはじめ、サンケイ児童出版文化賞、国際アンデルセン賞作家賞などを次々に受賞した。2003年(平成15)には、長年の詩と童謡創作の業績により日本芸術院賞を受賞
美智子[ミチコ]
皇后。1934年(昭和9)生まれ。1959年(昭和34)、皇太子・明仁親王(当時)とご成婚。その後、皇太子妃として、また今上天皇即位にともない皇后となられてからも、常に伝統を守りながら、国民とともにある新しい皇室のあり方の実現に努められている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんこ
新地学@児童書病発動中
けんとまん1007
あじ
はる