潜伏者

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  • サイズ B6判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163818504
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

少女連続失踪事件にまつわる奇妙な小説。証拠不十分ながら服役した容疑者が出所し──。折原ワールド全開の傑作長編ミステリ

内容説明

ノンフィクション作家の笹尾は、容疑者の視点で生々しく綴られた小説『堀田守男氏の手2』をきっかけに、北関東で起きた少女連続失踪事件を追いかけることに。被害者家族との接触を続ける中、冤罪の疑いが晴れぬまま服役を終えた容疑者が出所し、事件は大きく動き出す。小説家は誰なのか?容疑者は無実なのか?そして、真犯人は誰なのか。

著者等紹介

折原一[オリハライチ]
1951(昭和26)年生まれ。早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。以後、大胆な叙述トリックを駆使した本格ミステリーからトラベルミステリー、サスペンス、ホラーと幅広い作風で活躍。95年には『沈黙の教室』で第四十八回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

88
~者その12。足利事件がモデル。面白かったけどちょっと複雑で混乱気味。2014/01/01

そのぼん

59
なんというややこしさ・・・。少女の連続失踪事件を扱った作品でした。犯人として服役している男は本当に罪を犯していたのか?少女たちの行方は?謎や不審な行動をする人物も多くて読みごたえがありました。・・・疲れるけど(笑)。2013/08/23

しょーくん@本棚再編中

53
★★★★★★★☆☆☆「〜者シリーズ」らしい、安定感のある面白さです。途中で軽く混乱しましたが、キッチリと伏線も回収されて、読後もスッキリです。2014/12/02

NAO

49
少女失踪事件の裏に潜む闇を描いたミステリ。ノンフィクション作家のパート、失踪事件の犯人や被害者が実名で登場する小説と絵本のパート、失踪した少女たちの家族のパート。物語は幾つものパートが複雑に絡み合って進んでいく。中には、誰が語り手なのかよくわからない箇所もある。偽名を使い、誰が誰だかわからなくなっている登場人物たち。さらにその奥に潜んでいるらしい者。そして、失踪したままになっている少女たち。失踪の原因は早いうちに想像がつくのだが、この展開は予想できなかった。2024/03/21

nyanco

49
折原さんの「者」シリーズ。読者を翻弄させるのがいつもながらお上手。やや無謀な感じもありますが、これは折原さんのテイストなのでそれも含めて細かいこと言わずに楽しみましょう。連続少女失踪事件を追うノンフィクション作家・笹尾と、後輩の高島百合子。 きっかけは新人賞の応募原稿「堀田守男氏の手」、容疑者・堀田の目線で描かれた小説だった。作家の松谷未来とは、誰か?作者は事件の真相を知っているのか?何故、事件の真相を知り得るのか?いくつもの謎を解くため、笹尾と百合子は調査にあたる。続→ 2013/01/05

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