• ポイントキャンペーン

無罪

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 469p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163816708
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

妻を殺した容疑で判事サビッチは法廷に。法廷闘争の果てに明かされる痛ましく悲しい真相とは。名作の20年後の悲劇を描く大作。

内容説明

かつて検事補殺しの裁判で無罪を勝ち取り、今や判事の座に昇りつめたラスティ・サビッチ。彼の妻バーバラが変死した、遺体の発見から通報までに空白の一日があったことに疑惑を抱いた検事局の調べで、サビッチに愛人がいたという事実が浮かび上がった。次々に状況証拠が積みあがる中、かつてサビッチの裁判で屈辱的な敗北を喫した地方検事トミー・モルトは、ついにサビッチを妻殺しで訴追することを決意した。そして因縁の法廷が幕を開ける。サビッチは妻を殺したのか、遺体発見後の空白の時間は何を意味するのか、彼は何を隠しているのか?嘘と真実と駆け引きが白熱する。そして衝撃の真実はすべてが終わったあとに明かされる。それはあまりに悲しく痛ましく、人間の愛と憎悪を描き出す―歴史的名作『推定無罪』続編の名に恥じぬ重厚なる傑作。

著者等紹介

トゥロー,スコット[トゥロー,スコット][Turow,Scott]
1949年、シカゴ生まれ。スタンフォード大学で創作を学び、講師を務めたのちにハーヴァード・ロースクールに入学、法曹となる。シカゴ地区連邦検察局の検事補として勤務する傍ら、1987年、『推定無罪』を発表、同作は世界的ベストセラーとなる

二宮磬[ニノミヤケイ]
1945年、静岡県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だまし売りNo

38
推定無罪の続編のリーガルサスペンス。主人公は殺人罪で再び告訴されてしまう。長編小説では序盤は物語に入り込めないことも多く、読むペースが遅い。終わりに近づくにつれ、読むペースが速くなる。 2023/01/19

Yuna Ioki☆

33
395-29 推定無罪は映画で鑑賞済み。推定無罪から二十年後に同じ過ちを犯したあげく、また殺人疑惑をかけられるラスティ。この人学習能力ないのだろうか(笑)推定無罪のキャスティング通りラスティはハリソン・フォード、サンディは今は亡きラウル・ジュリアに脳内変換(笑)2014/01/26

紅はこべ

24
かの『推定無罪』から20年後、再びラスティ・サビッチが被告席に立つ、今度は妻殺しの容疑で。久し振りにラスティに再会して意外だったのは、この人、こんなに好感度が低かったっけってこと。全く同情も好感も持てず。男って本当に度し難い。不倫って、男にとって、一度味を知ったら、やめられないものなのか。2014/06/08

☆エンジェルよじ☆

22
この作品を読むのに著者の『推定無罪』『立証責任』を先に読んだ。それぞれの登場人物が23年という月日を重ねていた。スターンの家族についても始めの部分でちゃんと触れられていたし。推定無罪を読んだ時よりもクラ~イ雰囲気が全面に漂ってるな~と思った。アンナの心情がよくわからなかったし、共感もできなかった。トミーが激変していて魅力的に書かれていたのに驚き、嬉しくもあった。2013/03/30

stobe1904

21
「推定無罪」の続編で20年後が舞台。前作では同僚検事の殺人事件で起訴されたラスティーだが、今回は妻殺しの容疑で起訴された。「推定無罪」に比べるとストーリーのひねりは大きくないが、丹念な人物描写によって物語に引き込む力は健在である。一点不満なことは、ラスティーの女性関係のしまりがなく、またしてもやらかしていること。話の関連も重要なので、できれば「推定無罪」から順番に読んだほうがいいと思う。2015/06/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5419118
  • ご注意事項