出版社内容情報
ピアノ教師の咲子、編集者の薫子、専業主婦の由香子、カリスマ美容部員の満里子。危うく美しい２９歳たちを描く傑作ラブ・コメディ。
内容説明
「終点のあの子」作者の誰もが待ち焦がれた新作は、仲良し四人組の探偵小説。ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、美容部員の満里子、料理上手な由香子。恋愛の荒波も、仕事の浮き沈みも、四人の絆で乗り越えてみせる。
著者等紹介
柚木麻子［ユズキアサコ］
１９８１年、東京都生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒。２００８年、女子校でのいじめを描いた「フォーゲットミー、ノットブルー」で第８８回オール讀物新人賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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しゅわ
409
【図書館】「ランチのアッコちゃん」が良かったので、こちらも借りてきてみました。ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、美容部員の満里子、料理上手な由香子…趣味も仕事も違うけど、女子高時代からの仲良し四人組が主役。それぞれが悩みやコンプレックスを抱えていて…ときどき弱音をはきながらもがんばる姿が良いですね。決してベタベタした関係でなく、でもお互いのピンチには全力で頼れるところが素敵です。彼女たちが美味しい料理をヒントにした謎に挑む連作短編集。ちょっと話がうまくゆきすぎ！？感もありますが、楽しみました2014/01/10
ダイ＠2019.11.2～一時休止
399
仲良し四人組が女の友情をみせる連作短編集。みんなの問題が解決されていくのがイイ感じ。食べるラー油を久しぶりに食べたくなった。2014/11/20
takaC
397
2010年にアラサーってことはいちおう四人とも昭和生まれなんだよね。なんだかずいぶん子供っぽくないかい？甘味も辛味も中途半端な感じ。2016/09/22
めろんラブ
378
女三人寄れば姦しい（かしましい）ですが、四人ならばこれいかに。カルテット＝四重奏としたところに、品の良さがにじみます。ふんわりとした雰囲気の中にきりりと締まった生き様。四人四様の来し方・行く末に自身を投影させても楽しい♪肩肘張らず、頑張り過ぎず、ちょっとティーブレイクを・・・。そんなゆとりの大切さを思い出ださせてくれる、たおやかさ薫る物語でした。圧倒的に女性、あるいは女性のココロを持つ人向けの作品なのでは。その意味で、男性読者の共感ポイントに興味津々ですｗそして、いなりずし・ハムカツ・ポテサラ、プリーズ！2013/06/24
AKIKO-WILL
372
初めての柚木麻子さんの作品！4人の仲の良い女友達がそれぞれ問題を抱え、その都度友達が助け合い、解決していくのですがどのエピソードも面白かったです！それぞれのキャラクターもはっきりしていて読む方は4人のうちの1人に感情移入できたらもっと楽しめるかもしれませんね！お稲荷さんも甘食もおせちも読んでいて食べたくなりました。柚木さんの他の作品も読んでみたくなりました。2015/12/17
