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越前宰相秀康

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  • サイズ B6判/ページ数 377p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163806006
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

家康が恐れた息子「秀康」。三人の父を持つ若き武将の短くも波乱の一生。

著者等紹介

梓澤要[アズサワカナメ]
1953年、静岡県に生まれる。明治大学文学部卒。1993年、「喜娘」で第18回歴史文学賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホームズ

20
徳川家康の次男・秀康。次男だし人質にだされ家康にも疎まれた為にあまり資料うがないらしい。他の歴史小説の中ではたまに名前がでるくらいで大きな活躍は無い感じのイメージ。母親のお万との会話とかが少し多すぎる気がする。面白い場面は色々あったけど後半になるにしたがって退屈に感じる部分が多くなった。2013/07/22

星落秋風五丈原

19
山田風太郎作品『摸牌試合』『羅妖の秀康』には、本篇の主人公・結城秀康が登場する。彼は、信康に次ぐ家康の次男であるにも関わらず、魚のギギに似ているという理由で父から嫌われて、梅毒のために鼻がもげて若死にした。本年の大河ドラマでも、優秀そうな秀忠に比べて容姿も資質も劣っていると家康から見られているシーンが見られた。何とも冴えない人生であるが、同じ人物が、梓澤さんの手を借りると、苦境にめげず、母の愛に包まれて北国を治めた名宰相に生まれ変わる。2011/07/16

こまったまこ

10
とても興味深いお話でした。結城秀康というと家康の下に逃げてきた石田三成を送り届けた人で好人物だったという印象があります。本作品でも文武両道に優れた人の気持ちの分かる立派な人物に描かれています。前半は母であるお万が主役で後半が秀康が中心になってお話が進みます。この時代の話は色々読み歴史的流れは理解しているのでそれを追う必要がなく、人物に集中して読めるのが良かったです。秀康が立派だったのは母お万が素晴らしい女性だったからだと思いました。それに比べて家康の心の狭さが情けない。秀康は疎まれて過労死したようなもの。2013/12/18

りこ

5
お万の方の出自や、秀康の双子説については諸説があり。家康の次男なのに、それだけ秀康の生涯は謎に包まれていて断片的な記録しか無いのが残念です。地元の福井藩の藩祖なので、色んな本を読んだけれど、この本の解釈は中々独特で良かったです。2013/02/20

Ryuji Saito

5
 (結城秀康を主人公にした同名小説との比較感想→)秀康の母お万の登場シーン多し。豊臣家の人々との交流シーンは秀吉のみ。秀康と家康の葛藤はやや暗めに描かれている。歴史的解説が多め。2011/10/16

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